punto “OPEN STUDIO”

ARTLOGUE 編集部2018/05/03(木) - 06:49 に投稿

「punto」は京都駅の南東に位置する、美術作家の共同アトリエです。元々かばん製品の工場だった場所をリノベーションし、2014年春より使用してきました。
5年目を迎えた現在まで、絵画、立体、インスタレーションなど、ジャンルの異なる7人の作家がここを制作活動の拠点としています。

スタジオ名の「punto」という言葉はラテン語の”点”という意味からきており、メンバー個々の活動を”点”と例え、それぞれが影響しあうことで点から線、面、という風に形を変えていく、そのような豊かさの意味を込めて名付けました。
また、共同スタジオとしての活動形態を紹介するものとして、年に一度「オープンスタジオ」を開催しています。作品を鑑賞する機会はあっても、美術作家がどのように作品をつくっているのか、その過程までを知る事はそう多くありません。オープンスタジオでは、普段見せることのない各作家の制作場所を一般公開するとともに、作家とその場で交渉の上、作品を購入することもできます。是非この機会にご覧ください。

 


開催概要

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創建1250年記念特別展 国宝 春日大社のすべて

ARTLOGUE 編集部2018/05/03(木) - 05:01 に投稿
鹿座仏舎利 (春日大社)

 

春日大社は、奈良時代の神護景雲 2 年(768)に、奈良盆地の東端に位置する御蓋山の 麓、現在の社地に本殿が造営されました。本年は創建から数えて 1250 年の節目の年に当たります。

平城京の鎮護として創建された春日大社は、藤原氏の 氏 社(うじのやしろ)として一族の崇敬を集め、平安時代には摂関家の繁栄とともに大きく発展します。また伊勢神宮、石清水八幡宮とともに国家を守護する三社に数えられ、朝廷の信仰も深まりました。中世には藤原氏の氏寺である興福寺との結びつきが強まり、信仰は社領のみならず興福寺領、摂関家領へと広がります。そして中世後期から近世にかけては町や村にも信仰が根差し、その頃に起こったと考えられる 春日講(しゅんにちこう)は今も奈良の街中などに残っています。

イームズが誘う宇宙の果てからミクロの世界を巡る旅:アートをおしきせ 20180502

ARTLOGUE 編集部2018/05/02(水) - 21:43 に投稿

アートにまつわる色々を、(ほぼ)毎日紹介、おすすめしていきます。

連休中ながら今日は雨。そんな日は少しペースを落として過ごすのもよいかもしれません。

ペースを落としながらも、宇宙から素粒子まで、壮大なスケールで世界を巡る旅が家で出来るとしたら?

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Powers of Ten(1977)

贋作エトセトラ:アートをおしきせ 20180501

ARTLOGUE 編集部2018/05/01(火) - 21:04 に投稿

アートにまつわる色々を、(ほぼ)毎日紹介、おすすめしていきます。手帳ですら一年使い続けられなかったこともあり、毎日というタスクがとても不安、4月1日に始めればよかった…です。

今日は、南仏エルヌにある美術館の収蔵品が半数以上偽物であったというニュースから一冊。

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瀬木慎一『真贋の世界: 美術裏面史 贋作の事件簿』、河出書房新社、2017年

Khadi インドの明日をつむぐ - Homage to Martand Singh -

ARTLOGUE 編集部2018/05/01(火) - 14:23 に投稿

簡素で美しい生活様式やテキスタイルをはじめ、今日でも手仕事による技法や歴史、文化が色濃く継承されているインド。なかでも「カディ(Khadi)」と呼ばれる綿布は、ものづくりのオートメーション化が著しい近年も、手紡ぎ、手織りによってインド各地でつくられています。

つくり手によって紡がれる一本一本の糸、多様な織り目による白の表情。その美しいテクスチャーには、インドの近代史と哲学が織り込まれています。インド国旗に糸車が配された背景には、輸入品を断ち国産の綿布に身を包む不買運動から、独立、そして明日への希望の象徴となったカディがありました。

マルタン・シン(Martand Singh、1947-2017)は、インド・テキスタイルなどの幅広い文化復興活動で知られています。シンは、インドの独立、雇用、死生、創造という観点からカディを「自由の布」と呼び、この綿布で仕立てられる衣服、カディ・クルタ(Kurta)を日常着として纏っていました。クルタは今日でも、セレモニーの正装として、ある時は寝間着として、多岐にわたる場面で着られています。

日常と表現について。元くるりのシンガーソングライター吉田省念に聞く

nanchatic2018/05/01(火) - 14:16 に投稿

その美しい旋律と歌声で、「京都の至宝」と賞賛されるシンガーソングライター吉田省念さん。2017年発表のセカンドアルバム「桃源郷」では、日常の中で見つけた桃源郷がテーマになっています。イラストレーションや写真など、音楽以外の表現も行う自由なクリエイティブライフについてお話を伺いました。

京都の緑豊かな自然に囲まれて

https://www.youtube.com/watch?v=Qt3AgZu2gFQ

京都の深い山の森の中。突然視界に入る巨大なコンクリートの箱が、省念さんの生まれ育った実家。父親の現代美術アーティスト、ヨシダミノル氏(1935~2010)の設計によるコンクリートの打ちっぱなしの建築物です。

産業と美術のあいだで 印刷術が拓いた楽園

ARTLOGUE 編集部2018/04/30(月) - 15:07 に投稿
高井貞二《感情の遊離》1932年 油彩、キャンバス

 

美術の表現は、美術の周辺からしばしば力を得ています。それは、私たちの生活の実用的な需要に応える産業であることも少なくありません。なかでも印刷術は、美術の表現にもっともよく影響を与えた産業技術のひとつと言えるでしょう。

日本は、おもに木版の技術により、古くから印刷文化を誇る国です。高度に洗練された浮世絵や書籍、身の回りの品々までが作られてきました。明治に入って、文字の印刷には活版が、図版の印刷には銅版、木口木版、石版の技術が西欧からもたらされて近代的な印刷産業が発展し、多様な技術による印刷物が発行されていきました。

ひとりひとりの生活のなかにもたらされた印刷物は、新鮮な視覚体験をもたらし、また産業としての印刷の担い手たちのなかにも、実用的な需要に応えるあいだに、印刷技術のなかにある版の創造的な側面に着目する人が現れました。