山本 優美「コロモガエ outgrow」
山本優美はこの10年間、自身の思い出のこもった衣類や家族や友人が着ていた衣服を、柔らかい陶土に手作業で彫り込むことで写し変え、完全焼成したのちセラミック作品として完成させ発表して来ました。彼女の執拗なまでの観察眼と卓越した手わざは、柔らかくて軽いものをそのまま硬くて重いものに変える「逆転の一瞬」を表現することを可能にすると同時に、彼女自身が私たちが知るカメラとは全く別の、ある「写真装置」として存在していることを知らしめて来たとも言えるでしょう。
2017年の春、山本は初めての子供を出産し、現在は子育てに忙殺されながらも、現代美術家として精力的に制作し続けています。「母」としての生活は、当然のことながら彼女の中に新しいテーマをもたらし、昨年来制作された作品にその兆しが徐々に現れているように思えます。彼女自身が新しい「山本優美」を模索する姿は、過去の殻を一旦脱ぎ、あたかも羽化しようとする蝶にも重なります。今回の個展では、作家として、そして作品としてまさに今変化しつつある「衣」を潔く公開しようとしています。この機に是非ご覧ください。
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受贈記念 日本画家・福田眉仙とその周辺
福田眉仙(ふくだ・びせん)は1875(明治8)年、現在の兵庫県相生市に生まれ、幼い頃から絵に親しみました。久保田米僊による日清戦争報道画に感激した眉仙は、1894(明治27)年に上京して米僊に師事し、麦僊(ばくせん)と号します。
1897(明治30)年米僊の推薦で橋本雅邦に師事、翌年の日本美術院創立にも参加し、以後日本
澤乃井櫛かんざし美術館所蔵 櫛・かんざしとおしゃれ展 -粋に華やかに、麗しく-
江戸時代、女性たちは身分や職業によって服装や装飾品を規制されていました。
しかし、そのような制限のなかで、女性たちは髪飾りに個性を求め、職人が創意工夫をこらした多種多様な櫛やかんざしで自らを飾り、おしゃれを楽しんでいました。
東京都青梅市にある澤乃井櫛かんざし美術館には、祇園に生まれ、舞妓となり、後に東京で料亭の女将
アルヴァ・アアルト もうひとつの自然
北欧、フィンランドが生んだ建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)は、木やレンガなど自然の素材を生かし、周囲の自然環境との調和を図るよう配慮された建築で知られ、世界的に評価されています。
アアルトは、ドアノブから照明器具、家具、ガラス器に至るまで、小さなデザインにもこだわり、空間全体の調和を試みました。
本展覧
中国陶磁百花
華やかなやきものを次々と誕生させ、常に世界をリードしてきた中国。
この度は「花」をテーマに三つの視点から中国陶磁の魅力をご紹介いたします。
まず一つ目は、花が描かれたうつわを展示します。世界には様々な文様がありますが、その中でも花は最も多いモチーフの一つです。
中国でも古くから牡丹や蓮などの美しい花が描かれたうつわが
光の美術館(清春芸術村)
館のご紹介
2011年、安藤忠雄氏の設計により創設された、自然光のみの美術館。一切の人口照明がない展示室では、四季や天気、そして昇りまた沈む陽の動きによって刻一刻と変化する光の中に身をおくこととなります。無機質なコンクリートの空間に差し込む光の美しさを最大限に使った、まさに安藤氏ならではの建築と言えるでしょう。展示アー
『光の情事』 ── 篠山紀信
篠山紀信は国内外を巡回している「写真力」展において2018年11月現在まで全国31か所の美術館で100万人間近まで動員しており、1950年代から現在に至るまで写真界の第一線を走り続けています。
スペインのアーティスト アントニ・クラーベのアトリエに着想を得て作られた、安藤忠雄設計 人工照明の一切ない、自然光のみで作品
第26回重要無形文化財保持団体秀作展「日本の伝統美と技の世界」
わが国には古くから優れた工芸技術が伝えられており、その芸術性及び歴史的価値は、世界から高い評価を得ています。
本秀作展は、重要無形文化財保持団体14団体と関係22市町村によって構成される「全国重要無形文化財保持団体協議会」の総合的な作品展として、高度な工芸技術を作品展示並びに製作実演等を通して、広く一般に公開するもので
パルテノン多摩
館のご紹介
パルテノン多摩は、10万m2の豊かな緑の多摩中央公園に包まれた複合文化施設です。ここでは、美術展・特別展・講座・ワークショップなどの開催や、多摩丘陵開発の歴史が学べる「歴史ミュージアム」、19世紀の自動演奏楽器の演奏と展示が楽しめる「マジックサウンドルーム」の2つの博物館施設があります。また、新日本フィルハ