au 5Gと最新のAR技術によって、現代アートに新体験をもたらすことを目指す「AR x ART(エーアールアート)」が、2020年11月24日(火)にリリース。第1弾として、世界的彫刻家・名和晃平氏とコラボレーションしています。
彫刻家/Sandwich Inc.主宰/京都芸術大学教授と、様々な肩書を持つ名和氏は、1975年生まれで、京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了し、博士第一号を取得。2009年に、京都・伏見の宇治川沿いのサンドイッチ工場跡をリノベーションした創作のためのプラットフォーム「Sandwich」を創設しました。
名和氏は、感覚に接続するインターフェイスとして、彫刻の「表皮」に着目し、セル(細胞・粒)という概念を機軸として、2002年に情報化時代を象徴する「PixCell」を発表。生命と宇宙、感性とテクノロジーの関係をテーマに、重力で描くペインティング「Direction」やシリコーンオイルが空間に降り注ぐ「Force」、液面に現れる泡とグリッドの「Biomatrix」、そして泡そのものが巨大なボリュームに成長する「Foam」など、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきました。近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手掛けています。
本アプリ「AR x ARTKOHEI NAWA」では、先端技術を駆使した3つのアートエクスペリエンスを提供。
1.「PixCell_AR」(2020年12月以降提供予定)
先進のLiDARスキャナにより、目の前のオブジェクトや人物が、リアルタイムで名和氏の代表シリーズ「PixCell」へと変貌します。
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2.「AR x ARTCOLLECTION」
名和氏のマルチプル作品(※1点もののオリジナル作品に対して、工業的に複数制作された美術作品)をARでコレクションし、現代アートのある生活を楽しむことができます。床の間や玄関に彫刻や置物を飾るという廃れつつある文化を更新します。ARマルチプルはLiDARスキャナにより即座に出現します。サイズや向き、影の細やかな調整も可能です。
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3.「White Deer_AR」
スマートフォンを手に、名和氏の代表作である神獣「White Deer」を探すアートの旅へ。「GINZA 456 Created by KDDI」などau5Gエリアにある特別な場所や、リアルな「White Deer」の彫刻が設置されているスポットなど、名和氏にゆかりのある場所に「White Deer」がARで出現します。運良く出会えれば、「White Deer」などのAR作品が「ARxARTCOLLECTION」に加わり、ご自宅など好きな場所で体験可能になります。出現スポットは、こちらからご確認ください。
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ぜひ、アートとの新たな出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか? また、現在、東京「GYRE GALLERY」にて名和氏の個展『Oracle』が2021年1月31日(日)まで開催中なので、こちらもお見逃しなく。