絵本のすてきな仲間たち

藤枝市文学館では開館以来、子どもたちの想像力と感性をはぐくむ絵本展を開催してきました。 このたび、「こどもたちの宝物になる絵本づくり」を目指し、創業から５０年を超えた絵本専門出版社「こぐま社」のロングセラー絵本を取りあげます。 こぐま社絵本展は静岡県初開催となります。 1966年創業のこぐま社は、馬場のぼる『１１ぴきのねこ』、にしまきかやこ『わたしのワンピース』、「こぐまちゃんえほん」シリーズ、ひぐちみちこ『かみさまからのおくりもの』などの名作絵本を次々と世に送り、現在まで版を重ねて読み継がれています。 平成になっても『くっついた』に代表される三浦太郎の「あかちゃんえほん」シリーズなど、たくさんの絵本が人気を博しています。 本展では、誰でも一度は読んだことのあるこぐま社ロングセラー絵本の中から、１１作品の貴重な原画やリトグラフ類を展示します。 併せて、「１１ぴきのねこ」シリーズに登場する「ぶたのいえ」「魚の気球」のオブジェや、試着できるかわいらしい「わたしのワンピース」、巨大絵巻えほん『１１ぴきのねこ　マラソン大会』なども登場します。 半世紀にわたって愛され続けてきた、こぐま社の人気キャラクターとふれ合いながら、絵本の魅力や面白さをぜひ親子で味わっていただければ幸いです。