印刷博物館では2018年10月20日(土)より企画展「天文学と印刷 ―新たな世界像を求めて」を開催します。コペルニクス『天球の回転について』が出版された16世紀のヨーロッパは、天動説から地動説への転換が起こるなど、それまでの価値観から脱却し、新たな世界像を再構築していく時代にありました。
著者であるコペルニクスの名は多くの方に知られているかと思いますが、一方で本書の印刷者はご存じでしょうか。おそらく知る人は少ないのかもしれません。また、学者と印刷者は共同で出版を行うのみならず、学者の中には自ら印刷工房を主宰し書物を刊行した人も存在します。ニコラウス・コペルニクス、ティコ・ブラーエ、ヨハネス・ケプラーといった、天文学の進展に大きな役割を果たした学者と印刷者の関係を紐解いていきます。
15世紀のヨーロッパに登場した活版印刷および図版印刷は、情報を伝えるだけにとどまりません。印刷所は知識人同士を結びつけ新たな学問を育む場としても機能し、新たな世界像を再構築し広く伝えていく上で大きな役割を果たしたことをご紹介します。
開催概要
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会 期:2018年10月20日(土)~2019年1月20日(日)
会 場:印刷博物館
時 間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:毎週月曜日 (ただし12月24日、1月14日は開館)
12 月25日(火)、12月29日(土)~1月3日(木)、1月15日(火)は休館
入場料:一般800円、学生500円、中高生300円
*小学生以下、65歳以上の方、身体障害者手帳等お持ちの方とその付き添いの方は無料
*20名以上の団体は各50円引き
*11 月 3 日(土・祝)文化の日は入場無料