岡本光博《著作権の机》2018年
連載「表現の不自由時代」の岡本光博さんの記事に関して、ARTLOGUEとして中立公平な立場で報道したく、ルイ・ヴィトン ジャパンおよび日清食品へ質問しましたが、残念ながら有益なお答えはいただけませんでした。
○ ルイ・ヴィトンや日清食品からの圧力のみならず、殺害予告、通報にも屈せず表現をつづけるアーティスト 岡本光博 | 表現の不自由時代 01
ルイ・ヴィトン ジャパンへの質問
取材の際、アーティスト 岡本光博様より、御社からの抗議を受け展示が取りやめになったと伺っております。
また、一年後に「バッタ」の形に縫製した公式オブジェを発表されたとのこと、何かご意向はおありでしょうか。
ルイ・ヴィトン ジャパン クライアントサービスの責任者から電話での返答
「担当部署に報告は上げたが、ルイ・ヴィトンからお答えすることは一切ない」
日清食品株式会社への質問
取材の際、アーティスト 岡本光博様より、御社の弁護士からクレームのお手紙をいただいたと伺っております。
こちらの事実について、我々としてはあくまで中立公平な立場で報道したく、両論併記をさせていただきたく存じます。
つきましては本件について日清食品株式会社様のご見解をいただけないでしょうか。
日清食品グループお客様相談室からのメールでの返答
「弊社としての考えや見解につきましては、岡本光博様に既にお伝えをしておりますため、貴メディアへの回答は差し控えさせていただきます。」
表現の不自由時代 バックナンバー
第一回 ルイ・ヴィトンや日清食品からの圧力のみならず、殺害予告、通報にも屈せず表現をつづけるアーティスト 岡本光博
第二回 なぜ女性器だけタブーなのか? 権力による規制に、アートの力で笑いながら疑問を投げかける ろくでなし子
第三回 エロや政治的表現で度々抗議を受けている会田誠。美術業界は自由?