伊豆半島は、古来、海上交通の要でした。伊豆の港は船の出入りで栄え、航海の安全と、そこに生活する人々を守る仏像が安置され、今に伝えられています。一方、伊豆は景勝地としても知られています。山や滝、切り立つ断崖、洞穴、温泉は、神仏の霊威のあらわれ、神仏が鎮座する地と考えられ、寺院が建立されました。
上原美術館は35年に渡って伊豆の寺院や地域に伝わる仏教美術の調査を行ってきましたが、伊豆が仏教美術の宝庫であり、平安時代の仏像が多く伝えられていることを明らかにすることができました。本展では、調査によって見出された伊豆の平安時代の仏像の中から、十数体を厳選して展示します。展示される仏像には、数十年に一度のみ開帳される厳重な秘仏や、通常非公開の仏像、寺外初公開の仏像も含まれています。知られざる伊豆の平安仏の名像をご覧ください。
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上位美術館・ギャラリー
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