UNEASINESS 16

1998年に大販で結成されて以来、関西を中心に国内外で活躍する芸術家3名のアート・ユニツト「UNEASINESS（アンイージネス）」。2001年からはじめたグループ展風は16回目を数え、岡山では初登場になります。

芦谷正人は、伝続的な木版画を学び、彫刻刀で掘る行為に拘りながら作品を制作。その作品は、部分を通して全体を想起させてくれるものです。

岩澤有徑は、絵画の他に映像作品も制作し、観る行為に独自の視点でアプローチを投げかけていきます。

大津辰男は、描画と塗装を繰リ返し光沢が出るまで磨き上げ、作品の前に立った観客や他の作品が画面に写り込むことで一体化していく作品を制作。

時流にとらわれない独自の表現を追及する三人の作家たちが創出する作品の視覚経験は、観る人の感覚に多様な揺さぷりをかけてくるでしょう。