細川家には多彩な江戸時代絵画が伝わります。江戸時代に幕府や諸大名の御用絵師の座をほぼ独占した江戸狩野派の優品をはじめ、動物画を得意とした森派、谷文晁の《東海道勝景図》などがあります。
また、細川家8代目の重賢(しげかた)は数々の写生帖を制作させて江戸時代における博物学に多大なる影響を与え、10代目の斉滋(なりしげ)は自らも絵筆を揮い、中国絵画や絵巻物を収集して配下の御用絵師たちに学ばせ、熊本に多彩な絵画文化をもたらしました。
さらに、細川護立(もりたつ)が数多く収集した白隠や仙厓の作品も見逃せません。今回の展示ではこのような江戸時代絵画のコレクションの中から、選りすぐりの名品を紹介します。
※会期中、一部展示替えがあります
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