現代美術において作品の在り方が多様化したのは1950年代半ば以降であり、同時に既存の美術制度や概念に対する疑問が顕在化してゆきました。そのような状況の中で、美術のために用意された空問ではない、新しい表現の場として簡易で大衆的な出版物に着目したアーティスト達がいました。彼らは豊かな発想力やユーモアによって、アーティスツ・ブックや雑誌、エフェメラ等、非常に多くの出版物を制作、発行しました。
うらわ美術館では、「本をめぐるアート」というテーマのもと、個性的かつ国際的なコレクションを形成しており、その中には国内のみならず国際的な評価を得ているアート・ブックが含まれています。
本展は初公開となる作品を中心に構成し、アート・ブックを理解するためのキーワードで追いながら、1960年代から80年代まで出版物に取り組んだアーティスト達の動きを紹介するものです。
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