わが子をわが手に授かる感動。母なる大地から氷雪を割って野草木と鳥獣虫魚の豊饒なる生命湧き立つアイヌモシリ。
縄文造形家・猪風来は1986年から北海道の大自然に暮らし、四男をみずから助産し柔らかくあたたかい鼓動に触れたとき、この生命の尊厳と祈りこそが“縄文の心”なのだと開眼した。そこから縄文造形の根源に根ざした作品を多数制作する。
子を宿した母のふたつの命の輝きを表現した『妊婦』、赤子の生命力とそれを産み出す命がけの躍動美『出産』、あわい生命を両手に授かった感動を表した『授受』、大自然と万物に祝福される生命の喜びにあふれた『宙およぐゲンヤ』――現代縄文造形の原点というべき《生命のシリーズ》から、縄文野焼き作品と絵画約30点を展示。どうぞご高覧ください。
開催期間
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上位美術館・ギャラリー
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展覧会ジャンル
展覧会
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