常設展「美術館は心の病院 猪熊弦一郎とMIMOCA」

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:49 に投稿

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(愛称:MIMOCA(ミモカ))は丸亀市ゆかりの画家・猪熊弦一郎(1902−93)の全面的な協力のもと、1991年に開館しました。

落成式の際のインタビューで、猪熊は「美術館は心の病院」という言葉を残しています。美術館で良い作品を見たり、気持ちのよい空間に身を置いたりすることは、心を癒し新鮮な刺激を受け、生きる活力を得る機会になります。猪熊は、せわしない現代社会において「心の病院」として美術館は欠かせない存在になると考えていました。そんな「心の病院」を実現するため、立地から理念、建築、調度品に至るまで丸亀市と猪熊とで協議を重ねてMIMOCAが形作られていきました。そして猪熊の思いを受け継いで、当館は現在も活動を続けています。

MIMOCAに対する猪熊の思いや、当館の理念について、これまでまとめてご紹介する機会はあまりありませんでした。本展では「心の病院」としてのMIMOCAそのものにスポットを当て、様々な活動を積み重ねてきたこれまでのあゆみを振り返りながら、猪熊がMIMOCAに込めた思いをひもときます。なお当館は2018年12月1日から2020年3月31日まで休館する予定です。休館を控えた今、本展を通して改めてMIMOCAを見つめ、今後の活動に繋げてまいります。

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常設展「美術館は心の病院 猪熊弦一郎とMIMOCA」

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