尼崎城築城400年記念 萩原一青が描く―百名城手ぬぐいのすべて展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:45 に投稿
荻原一青(おぎはらいっせい)は、明治41年(1908)に尼崎市で生まれました。 昭和のはじめ、大阪で絵の修行を終えて郷里に戻ってきた荻原を迎えたのは、明治期の廃城令によって朽ちゆく尼崎城の姿でした。その哀れな姿に心を痛めた荻原は、在りし日の尼崎城を描くことを志し、独学で城の研究に取り組みはじめ、日雇い労働に従事しながら全国各地の古城を訪ね歩いて古城の復元画を描くようになり、やがて「城の画家」と称されるほどにその技量が高く評価されるようになります。 本展では、荻原の後年の代表作「名城手拭百城(めいじょうてぬぐいひゃくじょう)」にスポットを当て、シリーズ全点を一挙に公開します。これは荻原がデザインを手がけた手ぬぐい作品で、その名のとおり描かれた城の数は百城に及びます。一枚一枚異なるその卓越したデザイン力を通して、これまであまり紹介されることのなかった絵師としての荻原像に迫ります。 【開館時間】 10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで) ※7月21日(土)は12:00~17:00
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