オートマタとは西洋のからくり人形のことで、それらは木材・紙・針金・真鍮など身近な素材を用いつつ、高度な技術によって生み出されます。なかでもイギリスの作家ポール・スプーナー(1948~)は現代を代表するオートマタ作家として活躍し、世界的に高い評価を受けています。彼の作品は、皮肉やユーモアをこめた日常の不条理がテーマとなっており、愛嬌ある見た目とは裏腹に深いテーマ性を秘めています。そしてオートマタの仕組みは一見単純に見えますが、実はその仕組みがスムーズに機能すること自体が一つの奇跡と言えます。
本展はこのポール・スプーナーの作品を中心に、マット・スミス、キース・ニューステッド等の手によるオートマタ、さらに関連作家の参考作品など、合わせて約140点をご紹介いたします。
ユーモラスな人形たちの表情や動き、アナログ的な仕組みの面白さなど、魅力あふれる作品の数々をお楽しみください。
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上位美術館・ギャラリー
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