江戸時代後期、庶民の大衆芸術であった浮世絵がめざましく発展しました。寛政期(1789〜1801年)には「美人画」を代表する絵師、喜多川歌麿が登場します。上半身をクローズアップして描く「美人大首絵」を確立した歌麿は、女性の仕草や表情を繊細に描写するだけでなく、色香や内面までも見事に表現して美人画の第一人者と謳われました。また同時期には、勝川春章や鳥文斎栄之、東洲斎写楽らが活躍し、浮世絵は最盛期をむかえました。
本展では、歌麿をはじめ、天明・寛政期から文化・文政期に活躍した絵師たちの肉筆美人画や錦絵を展観し、江戸町人文化の賑わいとともに花開いた黄金期の浮世絵の魅力を紹介します。
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上位美術館・ギャラリー
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