幕末狩野派展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:37 に投稿

本展では、明治150年を記念して、明治維新を境に日本絵画史が大きく転換する前の状況に注目し、幕末に活躍した狩野派の絵師たちをご紹介します。

室町時代から続く長い狩野派の歴史のなかで培われた技術や知識を駆使し、時代にあわせて新しい表現をとり入れた幕末狩野派の絵師たちの作品は、気品と清新な魅力にあふれています。近年、江戸時代の狩野派についての研究が進みつつあり、幕末狩野派の個性的な画風などが注目され、その評価は高まりつつあります。

本展では、江戸、京都を中心とする19世紀の東西画壇で活躍した狩野派とその系統の絵師に焦点を当て、江戸で幕末狩野派のスタイルを完成させた狩野栄信(ながのぶ)・養信(おさのぶ)親子の画風と、幕末の京都で活躍した狩野永岳(えいがく)・冷泉為恭(れいぜいためちか)といった独創的な絵師の画風を比較し、そのうえで、江戸狩野派の流れをくむ、近年人気の狩野一信(かずのぶ)らの個性に焦点を当てることで、幕末狩野派の旺盛な活動の実態に迫ります。

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