今年度のキッズ・プログラムは、「さわるのふしぎ、ふれるのみらい」と題し、私たち誰もが持つ触覚の奥深さをテクノロジーによって感じなおす体験、そして、触覚が情報化される近未来の表現をテーマとしています。 私たちは、世界を五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で感じとっています。このうち、目(視覚)や耳(聴覚)で感じる情報を伝えるための技術は、テレビやラジオ、電話などの形で私たちの生活でもおなじみのものになっていますが、触覚は、実物に触れなければ感じることができないものだとされてきました。しかし最近、触覚を記録・再生したり、またはそこにない凸凹や質感を伝えたりする触覚技術が開発され、注目されるようになっています。
この展覧会では、テクノロジーを利用した芸術表現、デザイン、遊びなどから、子どもたちに感覚への新たな気づきを提供するとともに、触覚を記録・再生するツールなど最新の触覚技術を紹介し、子どもたちの感覚の想像力を広げ、思考や創造を生み出すきっかけとなる場を提供します。
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