博物館で野外シネマ

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:28 に投稿

今年も野外シネマの秋がやってきました。
平成26年(2014)に始まった『博物館で野外シネマ』は、東京国立博物館に「まだ行ったことがない」「なかなか行く機会がない」という方に、映画を見ながら博物館の雰囲気を味わっていただこうと企画したイベントです。2017年は9月23日の上映(22日は雨天中止)で、2,800人を超える来場がありました。

今回の上映作品は、7月20日公開の新作『未来のミライ』(監督・脚本・原作:細田守/スタジオ地図作品)の公開も控えている細田守監督の初の長編オリジナル作、『サマーウォーズ』(2009年 監督:細田守)です。とあるきっかけで田舎の大家族と夏休みを過ごすことになった17歳の高校生・健二が仮想世界に端を発した世界崩壊の危機に立ち向かう。インターネットと田舎の大家族と言う全くかけ離れたモチーフをもとに、豪快なバトルと繊細な人間ドラマで魅せる夏のアクション家族映画です。

映画は本館前に設置されたスクリーンに投影されます。1,000席程度のイスを用意しているほか、レジャーシートを芝生などに敷いて鑑賞することもできます。敷地内には屋台も出店し、フードやドリンクの販売を行いますので、映画と一緒に楽しめます。 

当日は、22時までの特別夜間開館を実施します。映画鑑賞後も展示室をゆっくりとご観覧ください。


【上映作品について】
『サマーウォーズ』(2009年 監督:細田守)
脚本 :奥寺佐渡子 主題歌:山下達郎「僕らの夏の夢」

高校2年生の夏、国際数学オリンピックの日本代表に惜しくも選ばれなかった小磯健二は、物理部の部室で仮想世界OZのメンテナンスのアルバイトで暇をもてあましていた。そんなとき、憧れの先輩・篠原夏希からバイトに誘われる。健二は夏希の実家へ行くと、曽祖母・陣内栄の前で夏希の婚約者のふりを演じることを依頼されるのだった。

その日の晩、健二の携帯電話のもとにいきなり数字の羅列が送られてくる。健二はその数字を解読し、正体不明の送り主に返送した。すると、あくる朝、仮想世界OZが人工知能ラブマシーンに乗っ取られ、大パニックになっていた。昨夜の暗号はラブマシーンが不特定多数の人物に送りつけ、解読させていたのだ。責任を感じた健二は、池沢佳主馬と協力し、ラブマシーンを退治しようとする。だが、ラブマシーンはOZを経由して日本中のライフラインを支配してしまう…。

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