少子高齢化社会において、「コンパニオンアニマル」としての存在感が高まり、家族の一員であり、時には我が子同然、それ以上に愛情を注ぐ対象となっています。また犬・猫に限らず、愛玩の対象も多岐にわたっています。 これは、私たち日本人が古来から「ちいさきものはみないとし」として愛でる感性をもち続けている証でもあり、京都・高台寺に伝来する「鳥獣人物戯画」ではユーモラスに、浮世絵では市井の人々とともに生きる動物たちの姿が描かれ、近現代の日本の画家も愛玩の対象をモチーフに名画を数多く残してきました。
本展では、こうした「ちいさきものはみないとし」という観点にたち、日本画・洋画・工芸・彫刻の多ジャンルにわたり、大人から子供まで楽しめるものとして、さまざまな動物が“生きいき”と表現された作品群、とりわけ動物の生態、飼育者と関わりあう情景や、擬人化されたユーモアなども取り混ぜ、一堂に展覧いたします。
■出品作家:(敬称略) <日本画>磯部 光太郎、及川 聡子、大塚 怜美、清水 航、菅原 さちよ、田島 周吾、田中 武、田中 裕子、野地 美樹子、松岡 歩、松﨑 和実、松谷 千夏子、安岡 亜蘭、山本 真澄、依田 万実 <洋画> 安達 博文、大谷 郁代、大沼 蘭、肥沼 守、齋藤 将、田中 英生、中尾 直貴 <工芸>小野里三昧、瀧川 佐智子、寺戸 松香、福山 恒山、森 哲郎、若宮 隆志 <彫刻・立体>下山 直紀、齊藤 秀樹、高橋 野枝、富田 菜摘
【入場時間】 10:30~19:30 ※最終日は16:00閉場
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