人・ひと・人 人って面白い

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:17 に投稿

本展では、今を生きる写実作家が描く現代のさまざまな老若男女の姿を紹介します。それそれの人物画のなかで、作家はモデルと向き合い、何を描こうとしたのでしょうか。モデルの内面、存在感、あるいは、単に造形……。そこには生きている人問の証と、その時間が感じられることでしょう。そして、長い時間をかけて描かれる写実絵画をとおし、画家とモデルとの対話も聞こえてきそうです。

「なぜ人物を描くのか」という問いに対する作家の答えはさまざまです。「歴史的には西洋絵画の大半は人間を描いている。仮に人物を描いていなくても、人間に関わる事柄、人間の何か、人間の足跡を映している」
「今、世界に70億くらい人間がいて、みな違う顔をしている。人間の顔は非常に複雑で面白いもの。非常に高度なデッサンが要求され、描く人の世界観も表れてしまう」
「この世に同じ顔をした人物はふたりといない。その人間を見つめていきたい」
「人は皆生まれて、生きて、やがて死んでいく。どのような人間もみな平等で同じく尊厳がある。その存在の重さを描きたい」

作家のことばをたどりながら、人物画とは何かを探っていきます。人物画の奥深き魅力を、作品との対話を通してお楽しみください。

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