創立99年 日本美術の精華 日本芸術院所蔵作品名品展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 20:07 に投稿

日本芸術院は、1907年に文部省美術展覧会(文展)開催のために設置された美術審査委員会を母体に、1919年に帝国美術院として創設されました。その後、帝国芸術院時代を経て、戦後の1947年に日本芸術院へ改称、芸術上の功績者のための我が国唯一の栄誉機関として現在に至っています。
小杉放菴もまた、日本芸術院の会員でした。1935年、帝国美術院の改組にともない会員となった放菴は、いったん辞表を提出しますが、1937年の帝国芸術院設立時に再任命され、その後は1958年に辞任するまで、日本美術の将来のため、芸術院の活動に尽くしました。

帝国美術院時代から数えて、まもなく100年という歴史と伝統をもつ日本芸術院には、同院会員の作品をはじめ、日本芸術院賞を受賞した作品など、近現代の巨匠たちの作品が数多く所蔵されています。本展は、これら名品の数々から、小杉放菴と同時代に活躍した美術家たちを中心とする日本画、洋画、彫刻作品をご紹介するとともに、放菴にとって日本芸術院の会員であったことは、どのような意味を持っていたのかを考える機会とするものです。

また、これにあわせ、小杉放菴が会員だった時代の芸術院美術展出品作である、《金太郎遊行》(栃木県立美術館蔵)も特別出品いたします。

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創立99年 日本美術の精華 日本芸術院所蔵作品名品展

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