マドリードにあるプラド美術館は、スペイン王室の収集品を核に1819年に開設された、世界屈指の美の殿堂です。本展は、同美術館の誇りであり、西洋美術史上最大の画家のひとりであるディエゴ・ベラスケス(1599-1660年)の作品7点を軸に、17世紀絵画の傑作など61点を含む70点をご紹介します。
17世紀のスペインは、ベラスケスをはじめリベーラ、スルバランやムリーリョなどの大画家を輩出しました。彼らの芸術をはぐくんだ重要な一因に、歴代スペイン国王がみな絵画を愛好し収集したことが挙げられます。国王フェリペ4世の庇護を受け、王室コレクションのティツィアーノやルーベンスの傑作群から触発を受けて大成した宮廷画家ベラスケスは、スペインにおいて絵画芸術が到達し得た究極の栄光を具現した存在でした。本展はそのフェリペ4世の宮廷を中心に、17世紀スペインの国際的なアートシーンを再現し、幅広いプラド美術館のコレクションの魅力をたっぷりとご覧いただきます。
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■概 要
会 期:2018年2月24日(土)~2018年5月27日(日)
時 間:午前9時30分~午後5時30分
毎週金・土曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、3月26日(月)と4月30日(月)は開館)
料 金:当日:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円
前売/団体:一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円
※上記前売券は2017年10月3日(火)~2018年2月23日(金)まで販売。
巡回展:兵庫県立美術館
2018年6月13日(水)~10月14日(日)
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■講演会
・「ベラスケスとプラド美術館:運命共同体としての歩み」
ハビエル・ポルトゥス(本展監修者・プラド美術館スペイン絵画(1700年以前)部長)
日時:2018年2月24日(土) 14:00~15:30 ※同時通訳付き
・「宮廷画家ベラスケスの挑戦と革命―ボデゴンと肖像から物語絵へ」
大髙保二郎(早稲田大学名誉教授)
日時:2018年3月17日(土) 14:00~15:30
・「ベラスケスとスペインの風景」
川瀬佑介(本展監修者・国立西洋美術館主任研究員)
日時:2018年4月7日(土) 14:00~15:30
・「スペイン系ハプスブルク家の宮廷:その史的概論」
宮崎和夫(筑波大学准教授)
日時:2018年4月14日(土) 14:00~15:30
・「17世紀スペインの美術理論と画家の社会的地位」
松原典子(上智大学教授)
日時:2018年5月12日(土) 14:00~15:30
■スライドトーク
展覧会のみどころや主な作品について、スライドを使って解説します。
日時:2018年3月9日(金)、3月23日(金)、4月20日(金)、5月11日(金) 各回18:00~(約30分)
会 場:国立西洋美術館講堂(地下2階)
解説者:坂本龍太(早稲田大学大学院)
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※参加方法などの詳細は、美術館HP(http://www.nmwa.go.jp)にてご確認ください。
※講演会・スライドトークとも、定員:各回先着130名
(聴講無料。ただし、本展の観覧券(半券可)が必要です。)
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日本スペイン外交関係樹立150周年記念 プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光 フォトギャラリー
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