山城大督

「創造」の灯火を絶やすことなく明日へ<br>多様な表現が広がるオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」

ARTLOGUE 編集部2020/12/12(土) - 18:32 に投稿

明日はみんなをまっている。
泉のようにわいている。
らんぷのように点ってる。


こちらは『ごんぎつね』で知られる、愛知県半田市生まれの児童文学作家である新美南吉が、1932年の19歳に発表した詩「明日」に記された一節です。新美は人間の哀しみの中にある愛や美しさといった普遍性を描き続けましたが、中でもこの詩は、作品を通して「創造」への希望を託しています。

新型コロナウィルスの感染拡大により文化芸術の灯火がついえそうな危機的状況を迎えて現在(いま)、映画、現代美術、文学、漫画、音楽、といった幅広いジャンルで展開されるオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」が始動します。

本プロジェクトでは、文化芸術の表現者やその制作を支えるさまざまな職能を持つ人々と共に、表現活動を続けていくための後押しとなる9プロジェクトを新たに制作し、ウェブサイトを通じオンライン上で発表します。

絶えず流動的なこの禍中で「創造」の灯火を絶やすことなく明日へつないでいくために。
多様な表現が広がるプラットフォーム「AICHI⇆ONLINE」にぜひご期待ください。

 

SICF20<br>第20回 Spiral Independent Creators Festival

ARTLOGUE 編集部2019/03/26(火) - 16:28 に投稿

スパイラルで、若手クリエイターの発掘・育成・支援を目的としたアートフェスティバル「SICF20」(第20回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)を2019年5月1日(水・祝)~5月6日(月・振替)が開催されます。

ブース出展部門「EXHIBITION」およびパフォーマンス部門「PLAY」の2部門から成るSICFでは、公募によって選出された、両部門合わせて170組もの気鋭の若手クリエイターが一堂に会し、立体・インスタレーション、メディアアート、写真、絵画、ファッション、プロダクトデザイン、パフォーマンスやそれら既存のジャンルに捕われない作品を発表し、活発なプレゼンテーションを展開します。

会期の最後には審査員により、優秀作品にグランプリ、準グランプリ、各審査員賞を、来場者の投票により、オーディエンス賞を授与します。グランプリ受賞者には顕彰として、スパイラルでの個展開催の機会が与えられます。