画中のよおそい
古今東西、人は自らのよそおいに工夫を凝らし、楽しんできました。とりわけ19世紀パリでは、ジャーナリズムの発展とともに、現代につながるモード(流行)が生まれます。ほどなくして日本でも、外国のファッションが様々なかたちで受け入れられ、独自の発展を遂げました。時代時代の美術作品に描かれた人物も、当時の社会経済や文化を映しだす多様なよそおいに身を包んでいます。本展では、イギリスとフランスを主とした近代西洋から現代日本までの美術作品にあらわれたファッションについて、当館の所蔵品を中心に紹介します。さらに、画中の人々の服を着る・脱ぐ行為や、身体と服の関係性にも注目し、作品の中のファッションがつむぐ物語を紐解きます。
【関連企画】
(1)ワークショップ+ミニレクチャー「19世紀ファッションの秘密と裏側」
講師:筒井直子氏(京都服飾文化研究財団学芸員)
日時:6月2日(日)午後2時~(90分程度)
会場:集会室
費用:100円(保険代)
*事前申込みが必要です(電話028-621-3566)。先着15名(高校生以上)。
(2)ワークショップ「私のよそおい」
講師:齋藤千明氏(美術作家/白鷗大学教育学部准教授)
日時:5月19日(日)午後1時30分~午後4時30分
会場:企画展示室+集会室
費用:500円(材料費)
*事前申込みが必要です(電話028-621-3566)。先着20名(どなたでも、小学生未満の幼児は保護者同伴)。
(3)ギャラリー・トーク(担当学芸員による解説)
日時:4月20日(土)午後3時30分~/5月12日(日)、6月16日(日)午後2時~
集合場所:企画展示室入口
*申込みは不要です。当日の企画展観覧券が必要です。いずれも30分程度。