【PICK OUT ARTS!! 今日は13本】人の価値って何だろう?生産性という言葉に心が乱れる他/2018.07.27
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「PICK OUT ARTS」今日は13本!!
・Mark Leckey's 'Fiorucci Made Me Hardcore' Is Back on YouTube
ARTnews
*イギリスのアーティスト、マーク・レッキーが70年代から90年代のイギリスのクラブ・カルチャーを捉えた映像コラージュ作品『Fiorucci Made Me Hardcore』。2011年よりyoutubeで公開されていた作品が、配信会社の著作権申し立てで削除されてしまった事件と、その経緯についての英文記事です。
・スイスの街で、教会の鐘としてiPhoneの着信音が響き渡る
ギズモード・ジャパン
「PICK OUT ARTS」今日は13本!!
かつて憧れた職業の一つが美術作品の修復士。
学芸員資格取得で実習にいった際、とある一室に案内されました。
そこは修復士の方のお部屋。そちらの美術館では屏風や掛け軸、絵巻物等日本の古美術を扱っていて、修復士の方も膠(にかわ)を煮、表具を修復されていました。
修復する美術作品が、どのような材質で、どのようにつくられているのか、表には見えない部分まで知った上で、最良の方法で次の世代に作品をバトンタッチしていく仕事がとてもかっこよく思えました。
でも、「修復士になりたいんだ!」という私に対して、知り合いは全員「やめたら」の一言。
「あっ」の一言で、貴重な美術品が無残なことになる未来が瞬時に浮かんだそうです。
1969年7月20日。人類が初めて月面に降り立った日。
この日アポロ11号は、月面の「静かの海」に着陸しました。
この月面に実は「ミュージアム」があるのをご存知ですか?
アポロ11号が有人の月面着陸を成功させたわずか4ヵ月後、アポロ12号が月面調査で発射されています。
その際、アンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグを含む6名のアーティストを巻き込んだ秘密のプロジェクトが進められていました。
それは、彼らのドローイングを月面に残してくること。
6人それぞれの作品は、1.9×1.3cmというとても小さなセラミックウェハー1枚の上にまとめて描き出され、アポロ12号の脚部分にひっそりと隠されました。
このセラミックウェハーの名前こそ「ムーンミュージアム」。
グラフィティと著作権。
今年に入ってからロサンゼルスを中心に活動するアーティスト REVOK(レヴォク)が、自身のグラフィティ作品に対する「著作権侵害」で、大手アパレルブランドH&Mを訴えました。
H&Mがキャンペーン用に撮影した写真にREVOKの作品が写っていたことを発端に始まったこの訴訟でフォーカスされたのは、グラフィティをアートとするか、それとも違法な落書きとするか。
ニューヨークといえば、アートラバーの聖地の一つ。
メトロポリタン美術館 、グッゲンハイム美術館、MoMA ニューヨーク近代美術館…と世界に名だたる美術館やギャラリーがひしめいております。
そんなニューヨークに、とってもうらやましいプログラム、カルチャーパス(Culture Pass)が導入されたとのこと。
ニューヨークのパブリックライブラリーが発行する図書カードを持っていると、市内33箇所の美術館等文化施設に、無料で入館することができるのだそうです。プログラムは複数の財団より資金面のサポートを受け運営されています。
その33箇所には、なんとメトロポリタン、グッゲンハイム、MoMAも含まれています。図書カードの取得方法や、カルチャーパスを利用しての美術鑑賞にはルールがありますが、とはいえ…いいなあ。
旅行でふらっと利用という使い方は難しそうですが、興味のある方は、一度公式サイトをご覧ください!
「PICK OUT ARTS」今日は17本!!
アナスタシア。
ロシアのロマノフ朝最後の皇帝ニコライ二世の皇女として誕生しながら、ロシア革命で帝国が崩壊した後の1918年、家族や家族に付き従ってきた人々ともども銃殺されるという悲劇的な最期を迎えました。
しかしその後、アナスタシアを名乗る人物が多数出現。
「実は生き延びていたのではないか」と長く人々の想像をかきたててきました。
「アナスタシア」を名乗る女性を描いた、イングリッド・バーグマンの映画『追想』、そのリメイク版で、メグ・ライアンが声優を担当したアニメ『アナスタシア』でその名を知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
『ドグラ・マグラ』でも知られる夢野久作の短編小説『死後の恋』にも「アナスタシア」が登場しますが、こちらはエロ、グロ、ナンセンス、とびきり強烈です。
エリツィン大統領時代、既にみつかっていた複数の遺骨がDNA鑑定され、その内の一つはアナスタシア皇女との結果が出たそうです。
とはいえ政権内部による鑑定は信用できない等、遺骨を巡る論争は続いており、調査も続行。
今回新たに遺骨鑑定が実施され、改めてニコライ二世一家の遺骨と判断されました。