トニー・アウスラー

動画表現を多角的に探る。第13回恵比寿映像祭「映像の気持ち」が来年開催決定

日比生梨香子2020/11/18(水) - 18:42 に投稿

2009年より毎年開催されている、映像領域と芸術領域を横断するフェスティバル「恵比寿映像祭」。映画、アニメーション、実験映像、ドキュメンタリー、現代美術ほか、多様なジャンルの映像芸術表現が一堂に揃うのが魅力です。

13回目を迎える今回は「映像の気持ち」をテーマに、見る人の感情を動かす映像の力に着目し、あらためて「動画」であるということについて向き合います。

本フェスティバルのアーティスティック・ディレクター、岡村恵子氏は今回のテーマについて「さまざまな工夫により編み出されてきた動画表現の原理とその歴史を参照しつつ、映像(動画)の魅力を楽しむ手がかりを提示し、さらなる拡張を続ける同時代の映像のありかたと、あたりまえのように映像とともに生きる現在を見つめなおす機会をつくりたい」と語っています。

文化都市東京・恵比寿から、東京都写真美術館の全フロア、恵比寿ガーデンプレイスおよび地域に広がる文化施設を舞台に、多様な映像表現の可能性を探求した恵比寿映像祭。ぜひ現地で体感してみてください。

〈参加アーティスト〉
赤松正行+ARARTプロジェクト、カワイオカムラ、木本圭子、シシヤマザキ、チョ・ヨンガク、トニー・アウスラー、ペトラ・コートライト、松本力、渡辺豪ほか

視覚芸術百態:19 のテーマによる196 の作品

ARTLOGUE 編集部2018/05/22(火) - 05:28 に投稿

あらゆる領域において情報が氾濫し、グローバル化と多様化が進む今日では、美術館における収蔵品の展示方法も、時代別・地域別という正統な方法が充分には機能しなくなってきています。実際のところ、欧米の現代美術館にはテーマ別で常設展を実施するところも出てきています。この展覧会は、当館のコレクションを19 のテーマに分けて紹介します。テーマとして選んだのは、いま改めて考えてみる意義が感じられるトピックで、それらは「作品の要素」と「描写の対象」に大別できます。展示作品は、テーマを象徴する典型的作品から意外に思えるような作品まで様々です。新収蔵品も約50 点含まれています。時代・地域・ジャンルなどの基本的な美術の枠組みを大前提に選んでいますが、多種多様な作品間のつながりが感じとれる組み合わせになっています。この特別な所蔵作品展は、各自が持つ美術についての知識を再確認するにとどまらず、新たな発見があり、美術を見つめ直すきっかけにもなるに違いありません。

 

本展のみどころ

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