東京都

若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.2

ARTLOGUE 編集部2018/07/04(水) - 18:47 に投稿

ミレニアル世代4作家が捉える、

スマート社会における「まつり」

スパイラルは、若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」を2018年7月19日(木)̶8月5日(日)までスパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催いたします。

第2回目のテーマは「まつり、まつる」。「祭り」、「奉り」、「祀り」、「政り」、「纏り」など、さまざまに表される「まつり」は、神を祀る(まつらう)から派生し、祈祷・祝祭はもとより、政治や衣服、そして関係性を尊ぶなど多様な意味を持ちます。
産業を取り巻く構造が変化し、土地や慣習に暮らしが縛られない現在。アーティストたちは、祭礼や偶像崇拝、文様などに向き合い、場と時と人々を独自の手法でつなぎ直そうと試みています。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など便利さが優先される時代に、あえて不合理な営みを取り入れ、共感や興奮、畏怖、時に反発などの感情を生み出す「まつり」は、新たな共同体の維持装置になりえるのでしょうか。

エドワード・ゴーリーの優雅な秘密

ARTLOGUE 編集部2018/06/26(火) - 12:14 に投稿

不思議な世界観と、モノクロームの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンをもつアメリカの絵本作家エドワード・ゴーリー(1925~2000)。時に人を不安な気持ちにさせる不気味さとナンセンス、そして余韻を残す優雅なユーモア、ゴーリーの作品はミステリー小説のような物語と、押韻・造語・古語などを駆使した文章、そして細かく描かれた魅惑的なペン画によって多くの人々に愛され、日本でも『ギャシュリークラムのちびっ子たち』や『うろんな客』、『不幸な子供』などの絵本で高い人気を得ています。

とはいえ邦訳されている絵本は、ゴーリーというアーティストのほんの一面に過ぎません。彼自身が文章とイラストの両方を手がけた主著だけで100冊を超え、さらに、挿絵、舞台・衣装のデザイン、演劇やバレエのポスターなど、制作活動と才能は多岐にわたります。

本展では、ゴーリーの没後、各国を巡回した原画展を元に、個人コレクターの所蔵品を加え、貴重な原画・草稿・書籍などからゴーリーの多彩な制作活動をたどり、謎に満ちた優雅な秘密に迫ります。

 

2018 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

ARTLOGUE 編集部2018/06/19(火) - 11:16 に投稿

ボローニャ国際絵本原画展(Illustrators Exhibition)とは・・・

 

イタリアの古都ボローニャで1964年から続く、児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」は、版権を売買するだけでなく、児童書の新たなプロジェクトを生み出す場として、期間中には世界各地から1,000 以上の出版社が出展し、たくさんの来場者でにぎわいます。このブックフェアに伴って行われる「ボローニャ国際絵本原画展(Illustrators Exhibition)」は、現在では世界でも最大級の規模を誇る絵本原画コンクールに成長しました。
52回目となる今年は、70か国から3,000を超える応募があり、25か国77人(組)が入選しました。その魅力は、実験的な試みを積極的に受け入れ、多様な絵本表現が見られる点にあります。国籍の異なる5人の審査員は毎年入れ替わり、応募作品は有名作家の作品も新人の作品も同じテーブルに並べられて審査されます。そのため、新人イラストレーターの登竜門としても知られ、入選をきっかけに多くの絵本作家が生まれています。

第21回 文化庁メディア芸術祭 受賞作品展

ARTLOGUE 編集部2018/06/11(月) - 10:48 に投稿

第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展いよいよ開催

̶メディア芸術の“時代(いま)”を感じる受賞作品の展示と

多彩なプログラムを実施̶

 

このたび、文化庁では「第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」を2018年6月13日(水)から6月24日(日)までの12日間、東京・六本木の国立新美術館を中心に開催します。

本展では、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門に応募された4,192作品(過去最高世界98の国と地域からの応募)の中から厳正な審査を経て選ばれた全受賞作品と、功労賞受賞者の功績等を紹介します。優れたメディア芸術作品の数々と、国内外の多彩なクリエイターやアーティストが集う様々な関連イベントを通じて、メディア芸術の“時代(いま)”を映し出します。

 

第12回 shiseido art egg 宇多村英恵 展

ARTLOGUE 編集部2018/06/12(火) - 13:52 に投稿
「When a line becomes a circle」(線が円になるとき) / HD Video / 6 minutes 46 seconds / 2013 年

 

資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という考えのもと、一世紀にわたり、活動を継続してきました。shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした新進アーティストの活動を応援する公募展です。入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様、担当キュレーター、専門スタッフと話し合いを重ね、共に展覧会を作り上げます。

第12回目となる本年度は、全国各地より350件の応募をいただき、全体の7割以上を20-30代の方が占めました。今回も資生堂ギャラリーの空間を活かした独創的なプランが多く提案されましたが、選考の結果、感性豊かな独自の視点から今日の世界を捉える3名、冨安由真(とみやすゆま)、佐藤浩一(さとうこういち)、宇多村英恵(うたむらはなえ)が入選となりました。入選者の個展を2018年6月8日(金)~8月26日(日)にかけて、それぞれ開催いたします。

 

第12回 shiseido art egg 佐藤浩一 展

ARTLOGUE 編集部2018/06/26(火) - 14:45 に投稿
「Mutant Variations Ⅰ」 2017年

 

資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という考えのもと、一世紀にわたり、活動を継続してきました。shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした新進アーティストの活動を応援する公募展です。入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様、担当キュレーター、専門スタッフと話し合いを重ね、共に展覧会を作り上げます。

第12回目となる本年度は、全国各地より350件の応募をいただき、全体の7割以上を20-30代の方が占めました。今回も資生堂ギャラリーの空間を活かした独創的なプランが多く提案されましたが、選考の結果、感性豊かな独自の視点から今日の世界を捉える3名、冨安由真(とみやすゆま)、佐藤浩一(さとうこういち)、宇多村英恵(うたむらはなえ)が入選となりました。入選者の個展を2018年6月8日(金)~8月26日(日)にかけて、それぞれ開催いたします。

 

■佐藤浩一 展 <映像>

2018年 7月6日(金)~7月29日(日) 21日間

第12回 shiseido art egg 冨安由真 展

ARTLOGUE 編集部2018/06/26(火) - 14:45 に投稿
In-between 2018年 冨安由真

 

資生堂ギャラリーは、1919年のオープン以来「新しい美の発見と創造」という考えのもと、一世紀にわたり、活動を継続してきました。shiseido art egg(シセイドウアートエッグ)は、2006年にスタートした新進アーティストの活動を応援する公募展です。入選者は資生堂ギャラリーで開催される通常の企画展と同様、担当キュレーター、専門スタッフと話し合いを重ね、共に展覧会を作り上げます。

菅木志雄個展「放たれた縁在 Released Existence on Edge」

ARTLOGUE 編集部2018/06/14(木) - 12:01 に投稿
©菅木志雄 Kishi SUGA

 

THE CLUBでは、もの派を代表するアーティスト菅木志雄の個展 「放たれた縁在」を開催いたします。

本展覧会では、1980年代から2016年にかけての菅の作品約20点を回顧展形式で展示致します。素材 「もの」を自在に操り、それらによって生み出される「空間」さえも作品としてみせる菅ですが、今回は「金属」の作品を中心に集め、アーティストの新たな側面をご紹介します。

幼少期から、自然を観察することに時間を費やしていたという菅は、木や石といった、ほとんど加工されていない自然に存在する素材を使って作品を制作しています。それに対して、今回の展示作品に用いられている銅やアルミニウムといった人間の手で作られた素材。 異なる「もの」と「もの」の間に生まれる関係、そしてそれを展示する「空間」と「もの」との相互性。菅は、自身の作品について「人間」も「もの」も同価値ということを提示していると述べています。
「自然」に存在する素材と、「人間」によって作られた素材、このふたつの「もの」が織りなす、荒々しくも、静かな空間をどうぞお楽しみください。

 

菅木志雄 (1944年―)

長くつ下のピッピの世界展 ~リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち~

ARTLOGUE 編集部2018/06/26(火) - 21:43 に投稿

このたび、日本・スウェーデン外交関係樹立150周年を記念して「長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜」を開催する運びとなりました。

生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。

ARTLOGUE 編集部2018/06/08(金) - 22:42 に投稿

2018 年、いわさきちひろ(1918-74)は生誕 100 年を迎えます。にじむ色彩で描かれた子どもたち、花々、そして大きく空けられた余白。絵本、挿絵、カレンダーなど、さまざまなメディアを通じてその絵は生活の隅々にまで浸透し、没後 40 年を超えてなお膨らみ続ける人気は今や世界に広がりつつあります。一方で、その作品に関しては、「子ども、花、平和」などのモティーフ、あるいは「かわいい、やさしい、やわらかい」といった印象ばかりが注目されやすいようです。

「いわさきちひろ、絵描きです。」――のちの伴侶と出会った際に自己紹介したちひろの言葉をタイトルに掲げる本展は、「絵描き」としてのちひろの技術や作品の背景を振り返る展覧会です。ちひろはどのような文化的座標に位置し、どのような技術を作品に凝らしたのか。新出の資料も交えた約 200 点の展示品を通じて作品の細部に迫り、童画家としてのちひろイメージの刷新を試みます。

 

開催概要

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