株式会社ワコールは2019年10月1日（火）に、京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所（きょうのおんどころ）西陣別邸」を、京都・西陣エリアにオープンします。「京の温所」とは、ワコールがプロデュースしている一棟貸し切りの宿です。京都ならではの伝統的な京町家を一軒まるごと楽しみながら文化や環境に触れ、旅の解放感に浸たり特別な体験ができる宿となっています。
「京の温所」の5軒目となる「京の温所西陣別邸」は、ファッションブランド「ミナペルホネン」のデザイナー皆川明氏と、建築家の中村好文氏がディレクションした町家宿。市内中心部から少し離れた西陣エリアにある築約95年の優雅な佇まいの邸宅は、元々は西陣織を生業とする商家がお客様をおもてなしするために建てた京町屋です。町家ならではの趣を残しつつ、現代生活に寄り添ってリノベーションされています。住まいとして考えられた空間には、暮らすようにその土地に親しみ、京都に滞在する喜びへとつながる様々なアイデアが盛り込まれています。
例えば、1階にはワインセラーを備えた使い勝手のよいキッチンと、町家の構造を活かした吹き抜けの広々としたダイニングがあり、京の食材を選び、料理し、食べるという贅沢な体験をして欲しいという思いが込められています。
また、ブックディレクターの幅允孝氏セレクトの西陣を意識した約60冊の書籍が並ぶ、庭を眺めながらくつろぐことができるカフェスペースも設けられています。
二間続きの6帖と8帖の和室もあり、マリメッコのテキスタイルでお馴染みの石本藤雄氏によるアートピースや、皆川氏セレクトの掛け軸なども飾られています。
お風呂には贅沢に檜が使われており、中庭を眺めながらゆったりと寛ぐことができます。
2階には、ミナペルホネンのファブリックを使ったベッドルームが2部屋と、ライブラリースペース、太陽の光が降り注ぐシャワールームも。宿のあちこちに設置された皆川氏セレクトのアートピースが、「京の温所」での暮らしに豊かな彩りを添えてくれます。
皆川氏は「この宿で過ごすひと時が、日常の延長線上にある一雫の光のようになりますように」とコメント。また、中村氏は「『改修工事に必要な建築家の能力は？』 と問われたら、即座に『デザイン的な運動神経』または『反射神経』と応えるでしょう。『西陣別邸』の現場は、僕自身のそうした能力をフルに発揮することのできた手応えとやり甲斐のある仕事でした。この改修工事に関われたことは、僕の建築家人生にとってもかけがえのない大きな財産になりました」と語っています。
「京の温所西陣別邸」は、延床面積が196平米と大変広く、最大8名まで宿泊可能です。料金は一泊15万円なので、3世代で宿泊したり、お友達家族で利用するなどして、工夫するのが◎（6歳以上から料金が発生します）。もちろん、夫婦水入らずで宿泊するのも素敵です。ぜひ、上質なプライベート空間に住まうように泊まって、贅沢な時間を過ごしてみて下さいね！
■「京の温所西陣別邸」
お問い合わせ先：株式会社ワコール お客様センター
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