【劇場空間そのものがダンスする!】山下残新作『無門館の水は二度流せ詰まらぬ』

ARTLOGUE 編集部2017/08/07(月) - 10:44 に投稿
【劇場空間そのものがダンスする!】山下残新作『無門館の水は二度流せ詰まらぬ』

振付・演出|山下残
出演 | 瀬戸沙門 畑中良太 ブブ・ド・ラ・マドレーヌ

1984年に「アートスペース無門館」としてオープンした「アトリエ劇研」。2017年8月末をもって閉館するこの劇場自体へと焦点を当て、「アトリエ劇研」という場所を巡って、山下残が時間と空間の無限性を創り上げる新作舞台。

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劇場では演出家が、音がするからすいません、
エアコンをOFFにしてください、
そう劇場スタッフに伝えるのが普通の光景で、
しかしアトリエ劇研では演出家が暑さ寒さに耐え切れず、
すいませんエアコンをONにさせてください、
そうスタッフに懇願する。
我々を鍛えてくれる、ブラックボックス。
航空機事故後に回収されるフライトレコーダー、
米大統領の手元にある核ミサイル発射コード、
いろいろな意味を持っている。
アトリエ劇研のブラックボックス美しい。
汗臭い。壁の黒、綺麗に塗装されている。天井高い。
おもしろいこと、おもしろくないこと、いっぱいしたい。
舞台に花咲かない、ブラックボックスのクリエーション。
新作。
トイレに張り紙してあって、
30年前から脳裏にこびりついて離れなかった文言、
やっと陽の目を見れてよかったね。
無門館の水は二度流せ 詰まらぬ

身体、言葉、空間を素材にした舞台作品

[テキスト:山下残]

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日程| 2017 年8月26日(土)〜28日(月)

8月26日(土)15:00/19:30
8月27日(日)11:30/15:00/19:30
8月28日(月)14:00

※受付・開場は開演の30分前です。
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※各終演後お話しできるカフェタイムあり。

会場|アトリエ劇研
〒606-0856 京都府京都市左京区下鴨塚本町1
TEL 075-791-1966 ( 月~土 9:00-17:00)
http://gekken.net/atelier/

■料金[全席自由]
前売 2500円
当日 3000円

■チケット取扱
[山下残HP]  http://www.zanyamashita.com/(サイト内の予約フォームよりお申し込み下さい)
[メール]  mumonkan2017*gmail.com

件名を「公演予約」とし、本文にお名前(ふりがな)、希望日時、枚数を記載し、上記メールアドレスへお送りください。こちらからの返信をもってご予約完了とさせていただきます。迷惑メール設定等で予約確認メールが届かない可能性がありますので、ご予約前にmumonkan2017*gmail.comからのメールを受信できるよう設定の確認をお願いいたします。

*を@へご変更ください。

■クレジット
舞台監督|浜村修司(GEKKEN staffroom)
照明|吉本有輝子(真昼)
音響|島崎健史(ドキドキぼーいず)
美術|竹腰かなこ
制作|中山佐代
主催|山下残企画
共催|アトリエ劇研
助成|京都府文化力チャレンジ補助事業

■お問い合わせ
mumonkan2017*gmail.com  *を@へご変更ください。
090-4496-3512(中山)

■プロフィール
山下残|Zan Yamashita
1970 年大阪府生まれ。代表作に、100 ページの本を配り観客がページをめくりながら本と舞台を交互に見る「そこに書いてある」、スクリーンに映写される〈すう・はく〉の呼吸の記号と俳句から引用されたテキストを身体とリンクさせる「せきをしてもひとり」、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」、本物の線路の上で断片から成る世界の事象をつぶやく「大行進」、打ち捨てられたゴミを用いて繰り広げるコミュニケーションのネットワーク「庭みたいなもの」、インターネットレッスンを通じてバリ舞踊を習う「悪霊への道」、伝承の現場を疑似ドキュメントする「左京区民族舞踊」などがある。アトリエ劇研アソシエイトアーティスト。

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