バスケタリーとは、文字通り籠や籠を作る技法を意味すると共に、広義には木の皮、蔓、竹、草などの植物素材を、組んだり編んだりして作る編組品を指します。種類は、籠、笊、箕などの運搬や保存に使われる容器から、蓑、背中当てといった身に纏うものまで実に多彩です。こうした編組品は、素材と技法の組み合わせで、様々な用途に活用されてきました。
その歴史は古く、縄文時代の出土品にまで遡ると言われています。また、例えば籠類にしても全国的に広く分布していますが、素材や形状が地域によって異なり、豊かな地域性を見ることも出来ます。
さらに、古くから生活必需品だった編組品は、道具としての強度を保つため、丈夫に編みこまれています。その結果、編み目はリズミカルな連続模様となり、そこに素材本来のたくましい野趣を併せ持つ品々となりました。
本展では、国内外の編組品約90点と共に、染色家・芹沢銈介が蓑と背中当を題材に制作した「みのけら図二曲屏風」、「ばんどり図四曲屏風」も併せてご紹介します。日々の生活に、親しく寄り添ってきたバスケタリーの魅力をお楽しみください。
開催期間
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上位美術館・ギャラリー
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展覧会ジャンル
展覧会
アクセス数
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