Museumなホテルでアートと眠る「BnA Alter Museum」
旅行者と日本のアーティストが交流できる物理的なプラットフォームを構築する実験的なプロジェクト「Bed & Art Project (BnA)」が、京都で新たなプロジェクトを開始。関西を中心に活動する9人のアートディレクターと、16人のアーティストによる、31の「泊まれるアート」作品を制作しました。
その名も「BnA Alter Museum」は、オーナーでありBnA株式会社の代表である田澤悠氏が「これまでにない挑戦的な取り組み」と語るように、高円寺の「BnA Hotel Koenji」とはまた異なる、様々な実験が行われています。河原町通り沿いにある建築基準法ぎりぎりを攻めた建物の前面には高さ30メートルの「Stair Case Gallery」が聳え立ち、銀色の明るい外観とは反対の漆黒にまとめられたフロアに、それぞれ異なるオリジナルの部屋がアート作品としてしつらえられています。
- Museumなホテルでアートと眠る「BnA Alter Museum」 の続きを見る
- コメントを投稿するにはログインまたは登録をしてください
現代詩手帖展
企画展「浮世絵にみる子ども ― 名所絵とおもちゃ絵」
板橋区美×千葉市美 日本美術コレクション展 ― 夢のCHITABASHI美術館!?
「鎌倉街道物語 ― 河を渡り、峠を越えて ―」
岩根 愛 個展「ARMS」
岩根愛は、ハワイと福島という一見結びつきの見当たらない土地に「BON DANCE(ボンダンス)」を通じた深いつながりの歴史を見出し、12年という長い年月をかけた壮大なフィールドワークを、作品集『KIPUKA』に結実させました。同展では、ここから新たに派生した「新緑」をテーマにした未発表作品〈ARMS〉を展示します。
新緑の季節といえば、一般的に連想されるのは春と夏の間の「初夏」ですが、岩根が初めて強烈に新緑を体験したのは、冬の雨季のハワイでした。雨上がりに一面に広がる蛍光グリーンの輝きを一身に浴びた岩根は、やがて東京に戻ると、都市部の街路樹にも同じ色彩がみられることを見出します。新緑にまつわる体感をさらに探っていくと、ハワイの荒地に日系移民一世たちの墓石を発見したときの感覚にも結びつくことに気がつきました。「それらは、顔のない人が力強く腕をつき伸ばしてくるように、同じように私に向かってくるのだ」と回想します。