日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念 デンマーク・デザイン

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 12:32 に投稿

北欧諸国の一つであるデンマークは、九州ほどの国土に約570万人が住む小さな国です。気候は比較的穏やかで、標高が最も高いところで約170mと、起伏の無いなだらかな地形が特徴です。また、国連が毎年発表する国民の幸福度ランキングでは常に上位を保持し、2016年度は1位を獲得するなど、福祉国家としても知られています。
何よりデンマークは、世界に誇るデザイン大国です。1920-30年代、政府はかつてない規模でデザインに投資し、集合住宅のほか、学校、市庁舎や図書館などの公共建築の整備を行いました。その内部空間は洗練されたデザインで統一され、今日にまで受け継がれています。デンマークの人々の暮らしは何世代にもわたり、優れたデザインと共にあると言えます。

グラフィックデザイナー 佐藤晃一展

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 08:28 に投稿

日本を代表するグラフィックデザイナー・佐藤晃一は、1944年群馬県に生まれ高崎で育ちました。県立高崎高校を卒業後、東京藝術大学へ進学し、資生堂宣伝部を経て独立。その後ニューヨーク近代美術館ポスター指名コンペ1席、第36回毎日デザイン賞、芸術選奨文部大臣新人賞など国内外でさまざまな賞を獲得しました。グラデーションを駆使し、「グラフィックデザインにおける日本的精神性」と未来的イメージを融合させたポスター群は「超東洋」として高く評価され、長く第一線で活躍し続けてきましたが、2016年5月に惜しくも逝去されました。

本展では代表作のみならず、少年時代の絵画、高高(たかたか=高崎高校)時代のポスターやスケッチブック、今まで展示される機会の少なかったごく初期の演劇ポスターやパンフレットなども取り上げています。氏にゆかりの深い旧井上房一郎邸と合わせ約220点を展示。グラフィックデザインの一時代を築き上げた佐藤晃一の世界をご覧ください。

 

グラフィックデザイナー 佐藤晃一展 フォトギャラリー

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シャガール 三次元の世界

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 08:23 に投稿

画家、版画家として著名なマルク・シャガールは、晩年に多くの彫刻を制作していました。シャガールの彫刻作品を、日本で初めて本格的に紹介する本展では、平面作品と深い関わりをもつシャガール彫刻の特徴を踏まえ、関連のある素描や絵画、同主題の絵画などとともに展示し、シャガールの三次元世界を巡ります。日本初公開作品を多数含む、彫刻・陶器60点、油彩・水彩70点、素描・版画等40点で構成される本展は、新しいシャガール像に触れる貴重な機会となることでしょう。

ジョセフ&アニ・アルバース、二つの抽象:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.30

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 08:19 に投稿

ジョセフ・アルバース(1888–1976)とアニ・アルバース(1899–1994)の夫妻は、いずれもドイツの造形学校バウハウスに学び、のちにアメリカに渡ってからはアーティストとして、そして教育者として活動し、戦後の美術やデザインに大きな影響を与えました。
 ジョセフ・アルバースはバウハウス卒業後に同校教授となりましたが、1933年にナチスによるバウハウス閉鎖を機にアメリカに亡命。ブラック・マウンテン・カレッジやイェール大学で教鞭をとるほか、色彩理論書『色彩構成』を著すなど、画家、教育者としてアメリカ美術の発展に大きく貢献しました。色彩の相互作用と幾何学的形象による独自の絵画空間を追求した彼が、その実践として制作し続けた代表作〈正方形賛歌〉シリーズをはじめとする作品群は、のちの幾何学的抽象絵画やグラフィックデザインに強い影響を与えました。

山本二三展

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 08:02 に投稿

「倉敷市」50周年記念事業として、「日本のアニメーション美術の創造者山本二三(にぞう)展」を開催します。
山本二三氏は1953年、五島列島の福江島(現・長崎県五島市)に生まれました。すぐれた技術と感性に裏打ちされた美術の仕事で、今や日本を代表する文化として認知されているアニメーションの世界を牽引してきた立役者のひとりです。同氏は「未来少年コナン」(1978年)、「天空の城ラピュタ」(1986年)、「火垂るの墓」(1988年)、「もののけ姫」(1997年)、「時をかける少女」(2006年)など数々の名作アニメーションで美術監督をつとめて高い評価をうけ、現在も精力的に活動を続けています。
アニメーションは、監督、原画、動画など大勢の専門家が関わって創りあげていくものです。美術の仕事は、その重要な部分をになうものですが、作品のなかで調和することが求められ、キャラクターの物語を背後で支える存在です。本展はあえてキャラクターを入れないことで、美術家の果たす役割を紹介します。
作者みずからが選択したアニメーション作品に用いられた背景画、準備段階で描かれるイメージボードなど、初期から最新作まで一堂に公開します。

福岡道雄 つくらない彫刻家

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 07:07 に投稿
福岡道雄《何もすることがない》1962-64 年 大阪新美術館建設準備室蔵

開催趣旨

 

ひとり、大阪の地で「反」芸術を貫いた彫刻家・福岡道雄。その全貌にせまる、美術館では初めての大規模個展を開催します。60 余年にわたる制作の軌跡を98 点の作品でふりかえる、回顧展形式の展覧会です。

福岡道雄は1936 年、大阪府の堺市生まれ。戦時中を中国北京、終戦後の少年時代を滋賀県で過ごした福岡は、19 歳のころ、大阪市立美術研究所への入所を機に、彫刻制作を本格化させました。地中で生まれる不定形な彫刻〈SAND〉や、地面を這い散らばる〈奇蹟の庭〉など、「彫刻らしさ」を疑ってかかるそれら最初期の作品群で、福岡は早くも世間の注目をあつめています。

THE ドラえもん展 TOKYO 2017

ARTLOGUE 編集部2017/10/31(火) - 05:11 に投稿

「THEドラえもん展 TOKYO 2017」開催決定!

 

2017 年11 月1 日(水)から 2018 年1 月8 日(月・祝)まで、六本木・森アーツセンターギャラリーにて「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」を開催いたします。1970 年の誕生以来、ドラえもんは日本中にたくさんの夢を届けてくれました。世界を舞台に活躍するアーティストたちの中にも、ドラえもんと出会い、夢を膨らませてきた作家がたくさんいます。そんなアーティストたちに、彼らが感じた「ドラえもん」をアートで表現してもらったら、どのような作品が生まれるだろう…というところから、この展覧会は企画されました。
本展では、日本の現代美術を牽引するアーティスト 28 組が参加し、ドラえもんと現代アートの競演が実現します。2002 年に開催された「THE ドラえもん展」は、当時を代表するアーティストが一堂に集い、独創的な作品が生み出され、鮮烈なインパクトを与えました。15 年経った今、社会環境、風景、生活、身近にあるモノは大きく様変わりし、現代アートの“いま”も進化しています。本展は、ドラえもんを通じて現代アートの“いま”を切り取る展覧会と言えるでしょう。