ぶんきょう写真帖 時を感じる

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
文京ふるさと歴史館では、多くの歴史的な写真資料を所蔵しています。例えば、文京区域で写された台紙付きの古写真、あるいは特別な場面で撮影された記念写真、「区報ぶんきょう」などの取材写真、文京区観光写真コンクールへの応募作品、また昭和52年度から40年あまり毎年同じ場所を撮影している「定点観測」写真など、そのほかにもさまざまなものがあります。 令和元年の文京ふるさと歴史館特別展は、「時を感じる」をキーワードに、そうした館蔵写真資料を展示、あわせて現状との比較なども紹介いたします。

野菜とデザイン

ARTLOGUE 編集部2019/08/08(木) - 02:30 に投稿
「野菜とデザイン」展では、人がまだ気づいていない野菜のぜんぶについて、野菜が持っている機能美から栄養、おいしさまでをデザインの視点で切り取った「ZENB」の世界が体験できます。 「ZENB」は、植物を普段は捨てている部分まで可能な限りまるごと使った、サステナビリティ、おいしさ、健康を兼ね備えた新しい食品を開発し、人と社会と地球の健康につながる新しい食生活を提案するブランドです。 「野菜とデザイン」展では、機能美としての野菜に着目し、野菜をデザインの視点で切り取りながら、人口爆発や食糧不足、普段「食べている部分」と「捨てている部分」の栄養素の対比の展示、新感覚野菜「ZENB」の商品の試食・販売等を通じて、食の新しいあり方を探求していくものとなっています。この機会にぜひ、「ZENB」の世界を体験ください。

声明全文「脅迫と恫喝に、強く反対し抗議」あいちトリエンナーレ アーティスト72名、東浩紀氏は謝罪「深く反省、委託料辞退」

鈴木 大輔2019/08/07(水) - 22:08 に投稿

「あいちトリエンナーレ2019」に参加している72名のアーティストが、8月3日に「平和の少女像」や天皇と戦争など、近年公共の文化施設で展示不許可になった作品を理由とともに展示した「表現の不自由展・その後」が、政治家の介入や不特定多数の脅迫などにより展示中止になったことを受け、共同声明を出しました。

また、「あいちトリエンナーレ2019」で企画アドバイザーを務める東浩紀さんは、ツイッターで今回の騒動について謝罪しました。

 

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あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」展示中止に関するアンケート結果とご意見

 

以下、全文紹介します。

 

アーティスト・ステートメント

あいちトリエンナーレ2019 「表現の不自由展・その後」の展示セクションの閉鎖について

2019年8月6日

 

賛否両論、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」展示中止に関するアンケート結果とご意見

鈴木 大輔2019/08/07(水) - 21:59 に投稿

8月3日、「あいちトリエンナーレ2019」で、「平和の少女像」や天皇と戦争など、近年公共の文化施設で展示不許可になった作品を理由とともに展示した「表現の不自由展・その後」が、政治家の介入や不特定多数の脅迫などにより展示中止になりました。

この事態の重要性を鑑みて「表現の不自由展・その後」の展示中止に関するアンケートを実施しました。

調査期間:2019年8月3日~8月6日

有効回答数:4,894

展示中止を評価する:1939

展示中止を評価しない:1672

どちらとも言えない:1283

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」展示中止に関するアンケート結果

 

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流れる瞬間、うつろう場所 Place out of Time

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:32 に投稿
香川県では、東京藝術大学との連携事業を平成 13 年度から実施しており、平成 22 年度より、県民に芸術家の創作活動に触れ文化芸術に親しむ機会を提供し地域の活性化につなげるため、県内各所で現代美術の制作・展示を行うアートプロジェクトを実施しています。 今年度は、東京藝術大学及び、同大と国際共同プロジェクトを進めているシカゴ美術館附属美術大学が共同して、公益財団法人四国民家博物館「四国村」にて下記のとおり展覧会等を開催します。 なお、本展は、瀬戸内国際芸術祭 2019 の公式作品となっております。

佐藤芙蓉コレクション寄贈記念展 ゆるゆるコツコツ 書とともに

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:31 に投稿
写経研究の第一人者である書家、植村和堂(明治39~平成14)に師事して書を学び、教え、仮名書家として活動を続けてきた佐藤芙蓉(昭和16~)。蒐集家でもある師から「本物を間近に見て学ぶ」姿勢を継承し、向学のために自らも書画を蒐めています。当館では開館翌年の平成七年から春と秋の年2回「植村和堂写経教室」を開催しており、和堂没後の平成14年からは、「佐藤芙蓉写経教室」として、25年の長きに渡って継続しています。芙蓉はこの指導時に、自らのコレクションを受講生に惜しげもなく披露します。なかには、美術館であればガラスケース越しにしか見られないような書画もありますが、これが彼女の指導スタイルなのです。 自らの研鑽のため、後進の指導のために、奈良や平安時代の写経や古筆を中心に蒐集されたこのコレクションは、平成30年に熊野町が町制施行100周年を迎えたことを機に、筆の町・熊野町へ寄贈されました。このことを記念し、本展でコレクションを一堂に展示し、佐藤芙蓉が実践している学書の方法、書の見方、書の鑑賞法についても紹介します。また、今秋に開講から4半世紀、第50回を迎える写経教室の受講生展を同時開催します。

星とめぐる美術

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:31 に投稿
この展覧会は、美術作品を占星学で用いられる10天体に関連付けて読み解こうとする試みです。美術には、作家の思考や時代のムードが反映されています。一方、占星学は、星の動きや配置によって世界を把握しようとする学問です。 星の中でも他の星々の間を大きく動く太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星は、そのカギを握るものとして重視され、それぞれの天体には、太陽であれば「自我・自主性」、水星には「知性・コミュニケーション」などといった性質が設定されています。 本展では、両者が人間の性質や社会の動きに焦点を当て成り立つという共通点に注目し、天体にまつわるキーワードを切り口として、絵画や写真、彫刻など、主に20世紀に制作された約60点の美術作品を紹介します。 豊田市美術館の協力により実現した本企画は、当館では開館以来初めての、現代美術を一堂に展覧する機会ともなっています。

茶道具の黒 かたちと質感

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:31 に投稿
黒は光と対極にある陰の色であり、暗い、硬い、重いなどのイメージがあります。しかし、侘茶の成立から現代に至るまで、黒楽茶碗や黒漆の棗など、黒い茶道具は多くの茶人や数寄者により生み出され、愛されて続けています。 一見無機質なイメージの黒い茶道具には、洗練されたかたちを引き立てる黒ならではの効果や、色が限られた中で素材や仕上げが工夫されているなど、かたちや質感に注目すると様々な見どころがあります。ザラザラとした肌合いや光沢のある陶磁器の肌、また黒漆の光を反射する仕上げや下地の材の肌合いを活かしたものなど、黒ならではの陰影や奥行き感といった多彩な表情をお楽しみ下さい。 陰の色である黒は静かであると同時に力強さも感じさせる色です。黒に白や金の装飾を加えることでコントラストを効果的に活かした、動きや力強さを感じさせる造形の茶道具もご紹介します。 黒を効果的に使った館蔵品の茶道具約40点を展示します。黒い茶道具から、黒の効果やその魅力をお楽しみください。

東山魁夷館リニューアルオープン記念展

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:31 に投稿
改修工事のため約2年半の休館を経てリニューアルオープンする本展では、長野県信濃町にある野尻湖を取材地とし、昭和30年度の芸術院賞を受賞した<<光昏>>や、唐招提寺壁画で挑んだ水墨画を経て生み出された<<春雪>>など、当館が所蔵するスケッチとともに作品が出来上がるまでの軌跡をご覧ください。

退任記念 手塚雄二展

ARTLOGUE 編集部2019/08/07(水) - 02:31 に投稿
手塚雄二は、1992年より東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻で教鞭をとり、2004年から15年間、本学日本画専攻の教授を務めています。2020年3月の退任を機に、この度「退任記念 手塚雄二展」を開催する運びとなりました。 手塚雄二は1953年に神奈川県に生まれ、80年に東京藝術大学絵画科日本画専攻を卒業しました。卒業制作ではサロン・ド・プランタン賞を受賞し、同大学院の終了制作では台東区長賞を受賞しています。 1989年~91年、再興院展にて日本美術院大観賞を受賞し、その翌年には39歳という若さで日本美術院同人に推挙されました。以来、現代の日本画壇を牽引するトップランナーとして、個展も積極的に行い、絶えず新しい日本画を探求するべくアグレッシヴな活動を展開しています。 手塚の描く日本画は、金泥や砂子など日本画の伝統的な表現技法を用いながら、光や空問を表現する西洋的な技法も取り入れ、日本の伝統美を高純度かつスマートな感性で流麗に描きあげていきます。 これらの新時代の日本画を切り開く作品群は高い評価を得ています。また、今年全国を巡回した「手塚雄二展 光を聴き、風を視る」では、「世紀の屏風」とも言うべき「明治神宮内陣御屏風(日月四季花鳥)」を展示し、大きな話題をさらいました。本展では、特別に本作の下図を披露します。 さらに本展では、人物をシュールな世界観で描いた卒業制作《夢模様》をはじめ、自然の風景をテーマに描き、院展で大観賞を受賞した《嶺》や《市民》、文部大臣賞を受賞した《海音》、内閣総理大臣賞を受賞した超大作の《風雲風神》など、これまでの代表作を展示します。さらには後進に日本画の制作過程を示唆するべく、本画に至るまでのスケッチ、下図、大下図を多数展示するなど、またとない貴重な内容になっています。 是非この機会に、ご来場者の皆様にあらためて日本画に親しんでいただき、その制作過 程も合わせてご高覧頂けたら幸いです。