奈良市美術館で初の映像展示!<br>映像作家 林勇気展「ANIMATION(アニメーション)」開催

ARTLOGUE 編集部2019/12/29(日) - 11:19 に投稿

観光型複合商業施設「ミ・ナーラ」5 階に位置する奈良市美術館。

2019年度、美術館を無料で開放し、こどもから大人まで現代芸術の展覧会を通して、日常の見え方や感じ方に変化を与える鑑賞体験を提案する「オープン・ミュージアム・プロジェクト」を展開しています。今回ご紹介するのは、その初回となる、映像作家林勇気展「ANIMATION(アニメーション)」です。奈良市美術館〈初〉となる映像の展覧会でもあります。

「ANIMATION」の語源は「anima(アニマ)」。展覧会では、この言葉が持つ精神、生命といった意味から映像のあり方の問い直しを試みています。無数の写真を素材に、モニターやデバイスなどで現実世界とつながる「もうひとつの世界」をテーマに制作された作品の数々は、画面の向こう側で起こるコミュニケーションなどの事象を描き出し、私たちの眼前に立ち現れる世界とは何かを鋭くダイナミックに問いかけます。
 

LCCサービスがもたらした変容、近未来に起こり得る社会状況を映す展覧会「ポストLCC時代の  」開催!<br>「国境を越える人や物や情報の移動がもたらす力学」とは?

ARTLOGUE 編集部2019/12/27(金) - 16:10 に投稿

2020年1月11日から、大阪を拠点とするアートハブ「TRA-TRAVEL」と京都芸術センターの共同で、展覧会「ポストLCC時代の  」が開催されます。世界的に格安航空会社LCCが普及して以降、国を越えて都市間の物理的・心理的距離が急激に縮まり、人や物や情報の移動が加速することで、世界各地の生活はそれぞれに変化しました。本展覧会では日本を含む東・東南アジア圏の4ヶ国7名の作家が、同じ時代の、場所により異なる状況を共有しながら、時に共同で制作を行い、展示します。
 

若手作家の登竜門!VOCA賞はNerholさんに決定 上野の森美術館「VOCA展2020」

ARTLOGUE 編集部2019/12/24(火) - 07:52 に投稿

1994年より毎年開催されている美術展「VOCA展」は、平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的とし、多くの新進気鋭の作家を輩出、若手作家の登竜門として知られています。

全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから選ばれた各推薦委員が40歳以下の若い作家1名を推薦、推薦された作家全員に展覧会への出品を依頼するシステムをとっており、全国で活躍する作家たちにスポットがあたることが同展覧会の特徴の1つです。

27回目を迎えた「VOCA展2020」の出品作家は33人(組)。これらの作品の中からグランプリとなるVOCA賞を含む各賞が選出されました。
 

  • VOCA賞

Nerhol さん(田中義久さん/飯田竜太さん)

「キャノン写真新世紀 2016」グランプリの写真家・金サジ氏の個展「白の虹 アルの炎」開催!

ARTLOGUE 編集部2019/12/23(月) - 22:30 に投稿

キャノンが実施する新人写真家の発掘・育成・支援を目的とした「キャノン写真新世紀」で、2016年度グランプリに選出された写真家・金サジ氏の個展「白の虹 アルの炎」が2020年1月8日~1月19日まで開催されます。

これまで、舞、歌、祭、語りなど民間のくらしのなかで伝承されてきたものから着想を得ながら、精緻な写真表現を通して、自らの身体感覚にもとづいた創造の物語を生み出してきた金サジ氏。生/死、動物/植物、男/女、人間/獣、聖/俗などの境界を媒介する図像を生み出し、戦後ディアスポラである自身にとっての「故郷」とは何かを問い続けてきました。これらの活動から生まれた「物語」シリーズの新作が、多文化共生地域の京都駅東南エリアに誕生した小劇場、THEATRE E9 KYOTOの空間に展示されます。

12名の名だたる写真家たちの作品を展示! 日本展を皮切りに13カ国を巡回する、サステナビリティを考える「プリピクテ国際写真賞 東京展『HOPE(希望)』」が開催

遠藤 友香2019/12/23(月) - 20:05 に投稿

2019年12月12日(木)から12月28日(土)まで、代官山ヒルサイドフォーラムにて、「プリピクテ国際写真賞『HOPE(希望)』」展が開催中です。第8回となる今回は、プリピクテの受賞者ジョアナ・ショウマリ氏ほか、12名の名だたる写真家たちの作品が展示されます。
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日本展を皮切りに13カ国を巡回する本展は、2008年スイス、ジュネーブに本拠を持つ資産運用会社、ピクテグループによって設立されました。近年、世界有数の写真およびサステナビリティのアワードとして急速に認められはじめています。一方で世界主要都市の美術館、ギャラリーにてこの10年で90回近い展示会を開催、地球の抱えるサステナビリティの問題を多くの方に理解してもらうべく活動を続けています。

国境なき医師団企画による「エンドレスジャーニー展 ~終わらせたい、強いられた旅路~」。詩人の谷川俊太郎と現代美術作家の諸泉茂のコラボレーション展示も。

遠藤 友香2019/12/21(土) - 13:39 に投稿

世界各地ではいまも多くの人が紛争や迫害、暴力や貧困によって住まいを追われ、難民や国内避難民となる人が世界で戦後最多の7000万人を超えています。移民を含めるとさらに多くの人びとが安全な生活を求める移動を強いられています。国境なき医師団は、こうした人びとに寄り添い医療を提供しています。

日本では、そんな生きるために移動を強いられた人びとに関する広報キャンペーン「エンドレスジャーニー ~終わらせたい、強いられた旅路~」を実施し、その一環として展覧会イベントを開催。エンドレスジャーニー展の見どころとして、国境なき医師団のテント式手術室や四輪駆動車など実物を展示、各地における人道危機についての詳細な展示、人びとが生きるために使用していた道具や直筆の絵の展示があります。また、今回のテーマに寄せた谷川俊太郎さんの書き下ろし詩作品と、美術作家・諸泉茂さんと国境なき医師団のコラボレーション展示、そして作家・クリエイターのいとうせいこうさんによるトーク(12月21日に終了)など様々なイベントが予定されています。

谷川氏は今回の展覧会に次の詩を寄せています。

国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のスペシャル・エディション「TOKYOGRAPHIE(トウキョウグラフィー)」が東京に巡回!

遠藤 友香2019/12/10(火) - 18:55 に投稿

毎年春、京都市内各所を舞台に開催される「KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー) 京都国際写真祭」。日本でも数少ない国際的な写真祭として、国内外の重要作家の貴重な写真作品や写真コレクションを数多く紹介し、趣きある歴史的建造物やモダンな近現代建築で展示を行ってきました。
展示作品のクオリティーもさることながら、京都ならではの空間や街並みを楽しめる魅力もあいまって、2019年春に開催された第7回までに約73万人もの方が足を運んでいます。