5感+1つの感性 絵を見ておしゃべりしよう!

ARTLOGUE 編集部2018/12/21(金) - 14:47 に投稿

人間や動物の感覚機能をよく五感といい「、視覚」「嗅覚」「聴覚」「触覚」「味覚」の五つであるといいます。これらになぞらえた5つの部屋に加え、第六感の部屋として、 創造力を働かせて対話しながら鑑賞していただける部屋によって所蔵作品を紹介します。

最初の部屋は「視覚」。滝波重人、勝呂忠、木村一生の色彩豊かな抽象作品が展示の幕開けを飾ります。二番目の部屋は「嗅覚」。匂うがごとくに咲き誇る花や花器のとりどりの作品をお楽しみください。三番目は「聴覚」。風の音がそよぐような風景、ギターや楽器をもった人物など、作品から聴こえてくる音に耳を澄ませてみましょう。四番目は「触覚」です。この部屋では、昨年一月に亡くなった彫刻家で、大磯に長く住んだ保田春彦の金属彫刻を展示します。

五番目は「味覚」。身近な果実を描く作品は古来から存在し、作家は果実に豊かに実る豊穣の大地を感じ、崇高な造形の美や、大きな塊としての彫刻性を表現してきました。

土田泰子展<br>導~ Whereʼ s a will,thereʼ s a way

ARTLOGUE 編集部2018/12/21(金) - 14:08 に投稿

陽光の降り注ぐ高さ11メートルのテーマホールを舞台に、気鋭の現代アーティスト、土田泰子の展覧会を開催します。土田泰子(つちだひろこ、1985年福井県生まれ)は、名古屋芸術大学デザイン学部を卒業ののち、朝日現代クラフト展準グランプリ・阪急百貨店賞や、フランク・ミューラー・アート・グランプリ「求ム。創造の天才。」などに入賞を重ね、幅広く国内外で活躍しています。

土田作品をみて、われわれは3度驚きます。最初は、完璧につくりあげられた美しい造形に。さらに作品の素材が、無数の安全ピンやマドラー、温度計などの日用品であることに自らの常識をくつがえされるような驚きを感じます。3度目に、その素材やサイズ、パーツの個数にいたるまですべてに意味があり作家の深い洞察に基づいていることに驚くことでしょう。

土田作品は「コンセプチュアル・アート」に与すると評されます。アイデアやコンセプトを重視する方向性がそう感じさせるのでしょう。一方その天啓のように浮かぶアイデアの実現には、一つ一つの素材をつむいでいく気の遠くなるような時間と手仕事が必須となります。求道的ともいえる営みが醸すオーラとその芸術世界をご堪能ください。
 

START☆みんなのミュージアム 2019 水の、かたち

ARTLOGUE 編集部2018/12/21(金) - 02:31 に投稿
学校(School)×富山(Toyama)×アート(ART)=“START”。富山県内の小・中・高・特別支援学校の協力のもと、学校の児童生徒のみなさんが主役の展覧会の第2回展です。 今回の招待アーティストとして美術家・山口百子氏に参加して頂き、「水の、かたち」をテーマに、個性あふれる作品を展示します。学校と山口百子氏とのコラボレーション作品、山口氏が制作した日本画の屏風や軸の作品、会期中に開催されるワークショップ完成作品なども紹介します。 また、会期中にはワークショップをはじめ、さまざまなイベントなど、アートを体感できるしかけもたくさん用意しています。2019年の始まりを、富山県美術館でアートと私たちの生活でもとても身近な「水の、かたち」を発見しませんか? 【出品校】 富山市立樫尾小学校 / 富山市立寒江小学校×山口百子 / 富山大学人間発達科学部附属中学校 / 南砺市立城端中学校 / 星槎国際高等学校+星槎学童保育富山 / 富山県立魚津高等学校+富山県立魚津工業高等学校 / 富山大学人間発達科学部附属特別支援学校