みんなのレオ・レオーニ展

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:56 に投稿
赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。作者のレオ・レオーニ(1910-1999)は、イタリアやアメリカでグラフィック・デザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で、初めて絵本の世界に足を踏み入れました。ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描きました。 本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、作品と重ね合わせながら紹介します。絵本作家、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を紹介し、レオーニが子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光を当てます。

端午の節句飾り

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:53 に投稿
本展では、近世の町家における節句飾りの歴史を受け継ぎ、明治・大正・昭和時代に町家で飾られた武者人形や甲冑飾りを展示し、各時代に人気を博した節句飾りの様式をご紹介します。

京都の染織 1960年代から今日まで

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:52 に投稿
平安遷都がなされてから、1200年以上の歳月が流れた京都において、京の染織家たちはその時々に合わせ様々な工夫や新しい技術、意匠などを生み出してきました。それらは連綿と受け継がれ、技法や形態は変わろうと各時代に常に新しいものを追い求め、素晴らしい作品を創りだしてきました。 今回の展覧会は、当館が開館した1960年代から今日までの多様な「染」と「織」の状況を紹介する展覧会で、28人の作家を紹介しその様相を見るものです。展示スペースも限られ多くの作家の方々と作品を紹介できないことは残念ですが、少しでも1960年代から今日までの京都の染織が概観できることを望みます。

屏風爛漫

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:48 に投稿
現代の暮らしの中では、ほぼなじみのない屏風。その歴史をひもとけば、絵画である前にまず調度品であり、間仕切りや風よけとして人々のかたわらにあった実用の道具でした。ジグザグになる、自立する、移動できる、といった屏風の性質は、調度品としての使い勝手のよさに通じています。同時に、こうした「もの」としての特徴は、そこに描かれる絵にも影響を与えて、屏風絵ならではの魅力ある造形を生み出してきました。また、多くは大画面である屏風絵は、置かれた場所に意味を加え、独特の空間につくりあげる力を持っています。場をつくる、という点においても機能的な道具といえるでしょう。 この春の展覧会では、屏風の形や機能に注目しながら、その楽しみ方を再発見していきたいと思います。桃山時代から現代まで、300年にわたる屏風の優品が一堂に並ぶ迫力の展示。静岡県立美術館コレクションを中心とする精選された作品を通して、花開く屏風絵の世界をご堪能ください。

浮世絵師 歌川国芳展

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:47 に投稿
歌川国芳(うたがわ・くによし1797-1861)は、幕末に活躍した江戸の浮世絵師です。12歳で初代歌川豊国に入門したと言われ、はじめは不遇な時代を過ごします。しかし、30歳を過ぎたころ、豪傑や英雄たちをダイナミックに描いた「水滸伝シリーズ」が大評判となり、"武者絵の国芳"として一躍、錦絵界のスターダムにのし上がりました。その豊かな発想力はとどまるところを知らず、巨大な骸骨が登場する劇画やユーモア溢れる寄せ絵といった奇想天外な作品を次々と生み出します。 本展では、この他、身近な動物を擬人化した風刺パロディや、洋風表現を取り入れた風景画、当世の最新ファッションをまとった妖艶な美人画など、型破りで異彩を放つ国芳作品、約150点をご紹介します。"奇想の絵師"と称される国芳ならではの多彩で変化に富んだ画域の広さをどうぞご堪能ください。

The ENGINE 遊動される脳ミソ

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:47 に投稿
小野耕石と門田光雅の作品には、作家の意図をも超え、身体から生まれ出た「色」がみなぎっています。版を刷り重ねることで幾多のインク層をつくり、独自の版画手法を追求する小野の作品は、立体絵画ともいえる色の厚みとグラデーションが、鑑賞者に百花繚乱たる色の変化を感じさせます。また、動物の頭蓋骨やセミの抜け殻にインクの色が増殖する姿は、視覚のみならず触覚をも刺激するでしょう。 色や顔料の制限を打ち破ろうとする門田の絵画は、近年では石竹色(せきちくいろ)、浅葱色(あさぎいろ)など日本古来の中間色で描かれ、さらに不透明偏光顔料による光を放つ画面からは工芸のような素材感が感じられます。日本だからこそ生みだせる表現に、挑戦し続けている作家です。 作品の形式、それに見合った手法などにはおさまらない、作家自身から溢れでてくるもの、つくる原動力 − The ENGINE(エンジン)。本展は、二作家の作品とセゾン現代美術館コレクションを織り交ぜながら、作品を発動させる”エンジン”について色を手がかりに探究します。私たちの脳ミソを作品コンセプトから解き放ち、未知の感覚へと遊動する展覧会です。

ワンダーフォト写真展

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:46 に投稿
この写真展は世代を超えて”写真の愉しさ”を伝える公募展として毎年開催しております。 テーマは「ライフ」として募集し自然や生命の息吹やエネルギーに溢れた作品が揃いました。また審査員として写真家のハービー・山口さんと鳥飼祥恵さんをお迎えし入賞作品に力強い言葉をいただいています。 加えて今回より新たに高岡市長賞が新設され充実した数多く作品が会場を彩ります。 会期中は、応募全作品に加え富山県写真家協会と富山県写真連盟作品や福岡小学校フォトクラブ作品も展示いたします。

センス・オブ・スケール展

ARTLOGUE 編集部2019/02/22(金) - 02:45 に投稿
私たちは科学の進化とメディアの発達によって、目に見えない最小の物質から遠く離れた宇宙の果てまで、あらゆるスケールの事象について情報を得られるようになりました。その一方で、実際の大きさを体感することはとても難しいことです。アーティストにとってもスケールは、作品のコンセプトや展示空間こ影響する現代的なテーマの一つです。本展では、現代美術を中心に、精密な縮小模型から巨大化したオブジェ、視点を対象から離すことで広範囲の世界をとらえた写真や絵画、異なる縮尺が存在するインスタレーションなどを取り上げます。