萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく

ARTLOGUE 編集部2018/07/09(月) - 21:43 に投稿

1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを手掛けてきた萩尾望都。大島弓子など同時期に人気を集めた漫画家らとともに「花の24年組」と呼ばれ、1970年代の少女漫画黄金期を築きました。

そうした中で1975年に発表された『11人いる!』は、従来の少女漫画では例をみない本格的SF作品として、その華麗なる登場が当時の漫画界に衝撃を与えます。以後、『百億の昼と千億の夜』(原作:光瀬龍)、『スター・レッド』、『マージナル』、『バルバラ異界』などの名作を世に送り出し、今も多くのファンを魅了してやみません。

本展覧会では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、2016年4月に武蔵野市吉祥寺美術館で開催された「萩尾望都SF原画展」での原画をベースに、120点以上を追加した約400点のSF原画が大集合。惑星に魅入られた奇跡の漫画家・萩尾望都が描きだした星々が煌く、夢の展示空間が実現します!

 

■萩尾望都 プロフィール

1949年、福岡県大牟田市生まれ。1969年『ルルとミミ』でデビューする。
SF界では、星雲賞コミック部門で3度もの栄冠(1980年に『スター・レッド』、1983年に『銀の三角』、1985年に『X+Y』で受賞)という金字塔を打ち建て、2006年には『バルバラ異界』で日本SF大賞を受賞。また2012年に少女漫画家としては初めて紫綬褒章を受章している。

主な賞歴

◆1976年  第21回小学館漫画賞を受賞。(『ポーの一族』『11人いる!』)
◆1997年  第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞。(『残酷な神が支配する』)
◆2006年  第27回日本SF大賞を受賞。(『バルバラ異界』)
◆2010年  米コミックコンベンション・インクポット賞(Inkpot Award)受賞。
◆2011年  第40回日本漫画家協会賞・文部科学大臣賞受賞。
◆2012年  紫綬褒章を受章。
◆2017年  朝日賞を受賞。

 

開催概要

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会 期:2018年7月14日(土)~9月9日(日)
会 場:高崎市美術館
時 間:10:00~18:00(入館は17:30まで)金曜日のみ20:00まで(入館は19:30まで)
休 館:7月17日(火)・23日(月)・30日(月)・8月6日(月)・13日(月)・20日(月)・27日(月)・9月3日(月)
入館料:一般:600(500)円/大学・高校生:300(250)円
※()内は20名以上の団体割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料となります。

 

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