「アゲ羽蝶」 1976年 豊島区立熊谷守一美術館蔵
来年4月1日(日)まで豊島区立 熊谷守一美術館では、特別企画〔熊谷守一美術館 収蔵作品展〕が開催されます。常設の第1・2展示室のほか、3F貸ギャラリーも第3展示室とし、油彩29点を含む110点程の熊谷守一作品を鑑賞できます。公開する機会の少ない収蔵作品(クレパス画・鉛筆画)が展示され、この特別展にあたり個人の所蔵家から借用した油彩「野菜」「百日草」「仏画下絵」3点(岐阜県美術館寄託)も見られます。
熊谷守一美術館は、熊谷守一が晩年45年間家族と暮らした家の跡地に建っています。熊谷守一の没後、1985年に二女である熊谷榧(現館長)が設立し、2007年には豊島区立となりました。収蔵作品は、熊谷守一のアトリエに残されていた数点の油彩と、ご好意で寄贈を受けたものが中心とのこと。旧熊谷邸のなごりは前庭のケヤキ1本ですが、不思議と熊谷守一を感じられる美術館です。
生涯で約1200点を描いたとされる熊谷守一の油彩は、全国各地の美術館(熊谷守一つけち記念館・愛知県美術館・岐阜県美術館・天童市美術館・名古屋市美術館・埼玉県立近代美術館・メナード美術館・ポーラ美術館など)でも見られます。現在は東京国立近代美術館で開催中の《熊谷守一 生きるよろこび》(~2018年3月21日まで)に全国から秀作200点が集まっていますので、是非そちらと合わせてお出かけください。
概 要
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■休館日:祝祭日問わず月曜日
年末年始(12月25日(月)~2018年1月8日(月))
■開館時間:午前10時30分~午後5時30分まで
※金曜日のみ午後8時まで夜間開館をしています(最終入館は各30分前)
■観覧料: 一般/600円、高・大学生/300円、小・中学生/100円、小学生未満無料、障害者手帳ご提示の方100円(介助者1名無料)
※常設展示の際は一般/500円 高・大学生以下は特別展と同じ
※当館所蔵の油絵「某夫人像」「太郎稲荷」「夕暮れ」「人物」と寄贈作品「」ハルシャ菊と百合」は東京国立近代美術館で開催の《熊谷守一 生きるよろこび》展でご覧いただけます。当館では2018年4月3日(火)以降にご覧いただける予定です。
熊谷守一美術館 収蔵作品展 フォトギャラリー
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