近代美術

現代絵本の父 ランドルフ・コールデコットの世界

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:37 に投稿
ランドルフ・コールデコットは1878年に、彫版師エドマンド・エヴァンズと組んで、すべてのページに絵が入った絵本を作り、「現代絵本の父」と呼ばれています。 当時の絵本は印刷技術の都合上、何も印刷されていない白紙のページを挟んでいたため、全ページに絵があり、物語を途切れずに読むことができる彼の絵本は画期的でした。 本展では

資生堂ギャラリー100周年記念展 それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENE Studio

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:36 に投稿
資生堂ギャラリーは、2019年に開廊100周年を迎えます。資生堂の初代社長であり、資生堂ギャラリーの創設者である福原信三は、資生堂の化粧品づくりやデザインの基礎を築いたことのほか、近代日本の先駆的な写真芸術家として活動したことで知られています。資生堂ギャラリーでは、2018年10月19日(金)から2019年3月17日(日)まで、100周年記念プロジェクト「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENE Studio」のもとに、2つの特別展を開催します。

平成30年特別展 少女ゴコロと竹久夢二

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:36 に投稿
竹久夢二(1884~1934)は明治末から昭和初期に一世を風靡した画家で詩人、デザイナーです。西洋のアールヌーヴォー、日本の浮世絵などを独自の感覚で融合した画のスタイルで人気を博しました。夢二は女性の美しさをテーマとした画を多く描きましたが、それらは「夢二式美人」と称されます。また便箋や封筒といった日用品、本の装幀など

ゴッホ展

ARTLOGUE 編集部2018/10/13(土) - 11:35 に投稿
明るい色彩と、勢いのある筆遣いで世界中から愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。その代表作のほとんどは、晩年のわずか数年間に描かれたものだということをご存じでしょうか? 本展では、ゴッホの絵画のルーツであるハーグ派や、彼に大きな影響を与えた印象派といった、さまざまな出会いを通じて、ゴッホが

宮本三郎 装飾性の展開

ARTLOGUE 編集部2018/08/28(火) - 02:30 に投稿
写実表現を得意としていた洋画家・宮本三郎(1905-1974)。生前より定評のあったその描写力は、ともすれば技巧的ともとられかねないものかもしれません。 一方で、宮本の作品を眺めるとき、平坦な背景や画面構成のあり方にも目が留まります。宮木の技術を際立たせ、さらに作品としての魅力とバランスを与えていたのは、この、フラッ

クリムト展 ウィーンと日本 1900

ARTLOGUE 編集部2018/08/09(木) - 02:30 に投稿
グスタフ・クリムト(1862~1918)は、19世紀末から20世紀初頭のウィーンで活躍した画家です。代表作《接吻》はオーストリアの芸術を代表する国宝的作品として位置付けられ、今や国外への出品は許されない作品となっています。写実的でアカデミックな画風から出発したクリムトは、やがて金箔を多用する「黄金の時代」を経て、装飾的で抽象的な色面と人物を組み合わせた独特の画風を確立、ウィーン・モダニズムの旗手として活躍しました。このたびクリムトの没後100年を記念して開催する本展は、クリムト作品をまとめて見ることのできる貴重な機会となります。また2019年はオーストリアと日本の外交150周年を迎える記念の年です。19世紀末のウィーンで紹介された日本の工芸品や絵画を通して、クリムトが受けたジャポニスムの影響にも迫ります。

クマのプーさん展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
児童文学のなかでも、世界中でもっとも人気のある作品のひとつ『クマのプーさん』。著者A.A.ミルンと、挿絵を担当したE.H.シェパードによって、1926年にイギリスで出版されて以降、50以上の言語に翻訳されるとともに、全世界で5000万部以上のシリーズ本が出版され、いまも世界中の人々を魅了し続けています。昨年12月に、イギリス・ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)で開催され、大変好評を博した「クマのプーさん展」は、E.H.シェパードのオリジナル鉛筆素描画を世界最大規模で所蔵するV&Aが日本に贈る、初めての展覧会となります。

ラファエル前派の軌跡 展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
1848年、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派兄弟団は、英国美術の全面的な刷新をめざして、世の中にすさまじい衝撃をもたらしました。この前衛芸術家たちの作品は、観る者の心に訴えかけ、広く共感を呼びました。人々は、社会の基盤が移りゆくなかで、彼らの芸術に大きな意義を見出したのです。その精神的な指導者

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:20 に投稿
ウィーン世紀末、それは新たな始まりだった― 19世紀末、ハプスブルグ帝国が終焉に向かう頃、芸術においても新たな時代を求める助きが起こり、装飾性豊かな世紀末芸術が、絵画や建築、応用芸術、ファッションなど様々な分野で花開きました。 同展は、モダンデザィンへの萌芽ども言えるビーダーマイヤー時代の銀器や絵画から世紀末芸術を代表

ムンク展―共鳴する魂の叫び

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:19 に投稿
愛や不安、嫉妬、孤独など人間の感情を強烈なまでに表現した絵画で多くの人を魅了する、近代絵画の巨匠エドヴァルド・ムンク(1863-1944)。その代表作《叫び》は世界で最もよく知られた名画のーつです。《叫び》には複数の作品がありますが、オスロのムンク美術館所蔵の《叫び》(1910年?)は今回待望の初来日となります。ムンク作品のみで構成される大回顧展です。