ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

古代ローマの美食家がヨーロッパに持ち込んだ美味 サクランボ 

井澤佐知子2018/06/28(木) - 16:16 に投稿
ジョヴァンナ・ガルツォーニ《Chinese Porcelain Plate with Cherries》、17世紀初頭、カンヴァスに油彩、プライベートコレクション
[Public domain], via Wikimedia Commons


日本でもサクランボがおいしい季節になりました。

イタリアの市場に出回るサクランボは深紅のものが多く、日本の佐藤錦のような朱色を基準に選んで買うと、熟していなくて酸っぱいなんてことも起こります。

ヨーロッパでは、マラスキーノやキルシュといったリキュールにも用いられるサクランボは、古代から現代まで途切れることなく愛されてきた美味。一年中で一番過ごしやすい季節に出回るサクランボは、ポジティヴなイメージで一貫しています。

 

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター  西洋絵画の巨匠たち

ARTLOGUE 編集部2017/11/10(金) - 00:15 に投稿
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像》1538 年  
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18

 

開催趣旨

ロシア帝政時代の首都、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は、絵画作品約1 万7 千点を含むコレクション310 万点を誇る世界有数の美術館です。本展は、この膨大なコレクションの中でも特に充実している16 世紀ルネサンス、17・18 世紀バロック、ロココの時代に活躍した、「オールドマスター」の絵画85 点をご紹介します。「昔日の巨匠」を意味する「オールドマスター」とは、西洋美術の歴史において揺るぎない評価を得た作家たちのことです。西洋美術史に燦然と輝く巨匠たちの優品を堪能できる、またとない機会となります。