刈谷市美術館

篠原有司男展 ギュウちゃん、“前衛の道”爆走60年

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 03:20 に投稿

展覧会内容の紹介

ボクシング・ペインティング、オートバイ彫刻、ド派手な絵画で知られる“ギュウちゃん”こと、篠原有司男(しのはらうしお)(1932年東京生まれ)。1950年代末から反芸術の旗手として脚光を浴び、1969年に渡米。以来、ニューヨークを拠点に創作活動を続け、85歳の現在もエネルギッシュに奮闘する前衛美術家です。
本展覧会では、ギュウちゃんの60年にわたる創作の軌跡を、絵画、立体、ドローイング、版画など約100点の作品と関連資料でご紹介します。1960年代の日本美術に大きな足跡を残す初期の作品の中から、モヒカン刈りの姿で制作する貴重な記録写真をはじめ、他人の作品を真似するイミテーション・アート、幕末浮世絵を大胆な表現でデフォルメした花魁シリーズなどを展示。既存の美術の枠組を超える破天荒な活動を振り返ります。
また、渡米後の作品からは、ダンボールや廃材を素材にしたオートバイ彫刻のほか、鮮やかな色彩と激しい筆触でニューヨークの喧騒を描いたド派手な絵画に加え、マイアミやバミューダなどをテーマにした代表的な絵画シリーズを紹介。