アートをおしきせ

踊れ博士論文!?ー先端技術をダンスで表現する「Dance Your Ph.D.」:アートをおしきせ 20190226

ARTLOGUE 編集部2019/02/25(月) - 22:17 に投稿

論文というと書くのも読むのも…大変!、難解!!というのが一般的な印象ではないでしょうか。

関心がある、職業柄読む必要がある等々なにがしかの理由がなければ、プライベートで読む機会はほぼないのでは?

そんな思い込みをぶち壊してみませんか?

まずはこちらをご覧ください。

わたくし、初見で目が離せなくなりました。
なんともシュールな世界が繰り広げられますが、こちらは博士論文をダンスで表現したもの。

【追記あり!】サッカーW杯で気になるあの曲何? 有村架純や松田翔太もCMで歌っているの知らないので日本サッカー協会とビクターに聞いてみました。:アートをおしきせ 20180702

ARTLOGUE 編集部2018/07/08(日) - 18:14 に投稿

※記事公開後、情報をいただき、2018年7月8日に追記しました。


「オーオー!オオオ、オッオッオッー、オオオオーオーオ、オオオオオー、オオオー!オオオー!オオオー!」 

ワールドカップ、みてらっしゃいますか?

いよいよ日本対ベルギー戦ですね。

ルールをそんなに分かってないながらも、私も周囲のテンションに引っ張られて、というか喜んで巻き込まれて観戦しています。 

そんな中気がつけば口ずさむようになっていたあの歌。 

「オーオー!オオオ、オッオッオッー、オオオオーオーオ、オオオオオー、オオオー!オオオー!オオオー!」

 今脳内に再生されたあなた。多分その曲で正解です。

 最近auCMでも取り上げられていることもあって、脳内再生率が高まっているのではないでしょうか。 

 

《LOVE》とインディアナの「LOVE」でない話:アートをおしきせ 20180526

ARTLOGUE 編集部2018/05/26(土) - 21:10 に投稿
By Hu Totya [Public domain], from Wikimedia Commons

 

アメリカのアーティスト、ロバート・インディアナ(Robert Indiana, 1928~2018)が5月19日に亡くなりました。

この名前にピンとこなくても、赤いアルファベットで「LOVE」と描かれた彫刻をご覧になった方は多いのではないでしょうか。

日本でも新宿アイランドタワーに設置されています。

この作品のシリーズはアメリカ国内の様々な都市、美術館だけではなく、世界中で展示されています。

メディアにもしばしば登場し、そのビジュアルは様々な商品デザインにも取り入れられてきました。

かくいう私も《LOVE》の形を模したマグネットが冷蔵庫のドアに…。

作品のイメージが様々なプロダクトに広く拡散、再生産された背景には、「著作権」の問題が関係しています。

賛否両論「先進美術館」構想。美術館の役割とは。そして人口減少時代における生存戦略はいかに。:アートをおしきせ 20180520

ARTLOGUE 編集部2018/05/20(日) - 23:58 に投稿

読売新聞が5月19日に報じた「アート市場活性化へ「先進美術館」創設検討」の記事がアート関係者の中で賛否の議論を巻き起こしています。

先進美術館、「リーディング・ミュージアム」とは、アート市場活性化の役割を国内の美術館や博物館に担ってもらうための制度で、政府がその創設を検討しているようです。

「リーディング・ミュージアム」に指定された美術館や博物館には国から補助金が交付され学芸員を増やすなど体制を強化することが出来るという内容ですが、その中で特に議論を呼んでいるのが美術館のコレクションを売却するという点です。

もちろん美術館がコレクションを売る際には売却委員会など設けられ、厳しく精査される必要があります。とはいえアート市場での流通量が増大することにより、市場活性化の効果は期待できるのではないでしょうか。アート市場が活性化し規模が拡大すれば、アート業界全体の雇用増大にもつながります。ステークホルダーが増えることで、アートの裾野が広がることも期待出来ます。

価格=価値??アートをどう評価する?:アートをおしきせ 20180519

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 22:30 に投稿

中日新聞に記事「美術品に適正な評価を 日本アート評価保存協会」が掲載されていました。

アートの評価、そして金額。

ここ数日美術品の高額落札のニュースが続けて話題を呼びました。

モディリアーニの裸婦像が約172億円(なんと史上4番目という高額!)で落札されたこと、続いて大富豪であるロックフェラー夫妻のコレクションからなる一連のオークションが終了しトータルで約907億円に達したことが報じられたことをご記憶の方も多いと思います。もはや私には実感のわかない金額で、そんなに作品が高騰するなら、経済的に苦しんだモディリアーニが生きている内に、ちょっとでもあげたかったなぁと、もやもやしてしまいました。

「ZOZOTOWN」でお馴染みのスタートトゥディ前澤友作社長が、2016年、2017年と2年連続でジャン=ミシェル・バスキアの作品を高額で落札し、2017年にいたってはアメリカ人作家としては競売史上最高額の約123億円であったことことから国内外で注目を集めました。

今日は「国際博物館の日」:アートをおしきせ 20180518

ARTLOGUE 編集部2018/05/18(金) - 22:46 に投稿
英語の「museum」の由来として知られる「ムセイオン(museion)」は古代ギリシアで誕生した文化施設。特権階級の子弟や学者たちが学び、研究を行なう場でした。


5月18日は国際博物館の日です。この記念日は、世界中の博物館、博物館専門家から成る国際的な組織「国際博物館会議(ICOM)」によって、1977年に制定されました。年毎にテーマが設定されていますが、今年は「Hyperconnected museums : New approaches, new publics(新次元の博物館のつながり-新たなアプローチ、新たな出会い-)」だそうです(2019年にはICOMの大会が日本で初めて京都で開かれるとのこと!)。博物館に行くのが好きな人でさえ、「博物館とは何ぞや」とは普段なかなか考えないと思うので、博物館の役割、あり方について思いを巡らすのに丁度よい機会かもしれません。そもそも博物館と一口にいってもその範疇に美術館や、科学館、植物園や動物園、水族館といった幅広い文化施設が含まれことています。

マドンナやジャック・ニコルソンも大ファン?美貌のアーティスト、タマラ・ド・レンピッカ:アートをおしきせ 20180516

ARTLOGUE 編集部2018/05/16(水) - 21:30 に投稿
自分自身のプロデュース能力にも長けていたタマラ・ド・レンピッカ。女優のような美しい姿がいくつもの写真に残されています。 


今日の「Google Doodle」、あれっと思うとやはりタマラ・ド・レンピッカ(Tamara de Lempicka, 1898~1980)でした。アール・デコの画家として知られる彼女の絵は一目みてそれとわかるスタイルがあります。

育児・介護と仕事の両立は不可能? アートの現場のワーク・ライフ・バランスとは:アートをおしきせ 20180515

ARTLOGUE 編集部2018/05/15(火) - 23:52 に投稿

数年アートの制作、クリエーションの現場に関わらせてもらった実感として、女性の多い職場であると思います。

短い期間の自分の経験を振り返ると、朝日新聞の記事「育児・介護「仕事と両立難しい」5割 演劇・バレエ制作スタッフを調査」は身につまされました。

「日本芸能実演家団体協議会(芸団協)」がまとめた報告書によると、劇団やバレエ団の公演に携わる制作スタッフの内、5割の方が、育児や介護の必要性が生じた場合に仕事を続けられないと答えたのだそうです。 この報告書はもともと文化庁の委託で労働環境改善目的で行われた調査によるものとのこと。1132人に調査票が送られ、女性が7割を占める282人から回答がありました。 同団体が2016年度、公共劇場スタッフ向けに行った調査では、6割の方が同じ答えを出しています。

人生を進めていく中で、育児も介護も起こり得るもの。それだけでなく自身が体調を崩してしまうことも十分あり得ます。いずれも生きていればあるだろうという環境、状況の変化ですが、それに応じて仕事の方をコントロールすることが難しく、やめざるを得ないのはとても残念です。

美術館の閉館について:アートをおしきせ 20180514

ARTLOGUE 編集部2018/05/14(月) - 23:14 に投稿
朝日新聞で、東京の私設美術館「アミューズミュージアム」が今年度末で閉館するとの記事を読みました。

2009年に開館したこの美術館は、大手芸能事務所として知られる「アミューズ」と縁が深く、その名を冠しています。展示の中心は、青森県の歴史民俗研究家、田中忠三郎さんが収集した衣類や民具等が占め、身近で欠かせないものながら、日常に埋もれて消耗していく布にスポットライトをあて、そこから垣間見える営み、紡がれてきた文化を紹介してきました。収蔵品の中には伝統的な刺し子が施された貴重な衣類、また黒沢明監督の映画『夢』(1990年)に使用されたものもあるそうです。閉館の理由は、建物の老朽化。記事には「移転や国内外での巡回展などの形を検討しているという」とあり、継続して展示する道を模索することが綴られていました。

美術館の閉館。閉館だけでなく、主には財政難を理由に、規模縮小のニュースを聞くとやはり残念でなりません。