白鶴美術館

白鶴美術館「2018年 春季展」

ARTLOGUE 編集部2018/03/12(月) - 15:40 に投稿
白石蓮台(はくせきれんだい) 中国 北斉時代・武平元(570)年 高さ25.3㎝

 

<本 館>

荘厳  ~香・華・燈~

 

仏を敬(うやま)って飾ることを意味する荘厳(しょうごん)。その主な要素である香(こう)、華(げ)、燈(とう)(ともしび、光)は古来、日常生活で人々を喜ばせ続けてきました。美を探求する際、しばしばこの三要素が深く関わり、造形活動が行われます。それらは各種の宗教にも取り込まれて、敬虔(けいけん)な存在を崇(あが)める作品として実に豊かな発展を遂げました。中でも仏教では、広範な技法と素材が駆使され、仏の清浄な空間(浄土)を演出する作品たる荘厳具に昇華しました。