住友邸宅を飾った日本画家たちの
くせのある名画、勢揃い!
日本画には、もともと流派がありました。古くは平安時代に成立した「やまと絵」があり、室町時代には中国画をもとにした「狩野派」が出て一世を風靡します。江戸中期には京にいた円山応挙がリアルな表現を導入した写生表現を打ちたて「円山四条派」の祖となり、さらに中国の明清時代の「文人画」も将来され、画譜などの出版メディアによって文人画風が流行します。近代には、そうした伝統的な諸流派は美術学校という教育システムのなかで継承されながらも解体され、「個性」を重視した個別の描法が絵画表現の中心になります。
本展は、住友家に伝わった近代日本画の名品を、画家の筆ぐせからご鑑賞いただく展覧会です。明治後期から昭和にかけて、大阪や京都、東京にあった住友家の邸宅では、それぞれの地域の画壇に所属する日本画家たちの作品がかけられ、鑑賞されていました。
近代ならではの表現を求めた日本画家たちの腕くらべをご紹介いたします。
開催概要
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【会期】 2018年5月26日(土)-7月8日(日)
【時間】 10:00-17:00 ※入場は閉館の30分前まで
【休館】 月曜日
【会場】 泉屋博古館
【料金】 一般 800円 高大生 600円 中学生 350円(小学生以下無料)
*企画展・青銅器館両方ご覧いただけます
*20名以上は団体割引 20%
*障害者手帳ご呈示の方は無料
関連行事イベント
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◆ギャラリートーク
2018年5月26日(土)14:00~ ナビゲーター:野地耕一郎(泉屋博古館分館 分館長)
◆ゲストトーク
2018年6月9日(土)14:00~ ゲスト:大野俊明氏(日本画家・京都市立芸術大学 特任教授)
2018年6月30日(土)14:00~ ゲスト:竹内浩一氏(日本画家)
〔問い合わせ先〕
✉:info@sen-oku.or.jp
電話:075-771-6411(代表)