猪熊弦一郎展 猫たち

ARTLOGUE 編集部2018/03/05(月) - 22:56 に投稿

 

愛しているものをよく絵にかくんです。

愛しているところに美があるからなんです。

“「歩く教室」写生会アルバム” 「少年朝日」1950年12月号

 

今まで色々と沢山描かれている猫は、

どうも自分には気に入らない。

それで猫の形と色を今までの人の

やらないやり方で描いてみたいと思った。

“美術の秋「赤い服と猫」” 「報知新聞」1949年10月4日

 

 

猫好き画家の素敵な暮らし

 

猪熊弦一郎(いのくま・げんいちろう)(1902-1993年)は、百花繚乱の昭和の画壇にあって試行錯誤を繰り返しながらも、常に独自の境地を維持し、極めて個性的な作品群を残した画家です。 「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの無類の猫好きとして知られ、私生活でも作品のモチーフとしても猫は重要な存在でした。勿論、猪熊弦一郎の芸術は猫だけにとどまるものではありません。本展は彼が愛した猫たちを描いた作品をまずは堪能していただき、猪熊弦一郎の奥深い世界に触れるきっかけとなるよう企画された展覧会です。猪熊の地元・香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵の猫を描いた油彩、水彩、素描を中心に、猫以外の主題の作品も若干加えた百数十点によって構成されます。

 

展覧会の見どころ

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1.無類の猫好き画家が描いた数百匹の猫たちが大集合。

「いちどに1ダースの猫を飼っていた」ほどの猫好きとして知られた画家、猪熊弦一郎。たくさんの猫に囲まれた暮らしのなかで、猫をモチーフに写実的なスケッチ、シンプルな線描、デフォルメした油彩画など実にさまざまな作品を描きました。本展では百数十点にのぼる作品をご紹介します。

2.猪熊弦一郎の奥深い世界に触れるきっかけとなる。

戦前にはマティスと交流し、戦後は20年間ニューヨークを拠点に活躍、その後はハワイでも活動した猪熊弦一郎は、昭和の百花繚乱の画壇で極めて個性的な作品群を残しました。猫以外の主題の作品も加えた本展の構成は、猪熊の奥深い芸術世界に触れるきっかけになるでしょう。

3.香川県で開催された話題の展覧会が東京にやってくる。

地元では親しみをこめて「いのくまさん」と呼ばれる猪熊弦一郎。香川県にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で2015年に開催された「猫達」展は、絵画ファンのみならず、全国の猫好きの人々が訪れて話題となりました。今回、パワーアップして東京にやってきます。

 

展覧会概要

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会期:2018年3月20日(火)~4月18日(水) 会期中無休
時間:10時~18時 毎週金・土曜日は21時まで
           *入館は各閉館の30分前まで
会場: Bunkamuraザ・ミュージアム
料金: 一般 1,300円(1,100円)、 大学・高校生 900円(700円)
            中学・小学生 600円(400円)(すべて税込)
            ※( )内は前売および団体料金
            ※団体は20名様以上。電話でのご予約をお願いいたします。
              (申込み先:Bunkamura Tel.03-3477- 9413)
            ※学生券をお求めの場合は、学生証のご提示をお願いいたします(小学生は除く)。
     ※障害者手帳のご提示で割引料金あり。詳細は窓口でお尋ねください。
★お問合せ: ハローダイヤル 03-5777-8600
※詳細は下記公式サイトにてご確認下さい。
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_inokuma/

 

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