ぼくとわたしとみんなの tupera tupera 絵本の世界展

ARTLOGUE 編集部2018/02/23(金) - 02:07 に投稿
©tupera tupera

 

「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」は、2002 年に活動を開始した、亀山達矢と中川敦子から成るユ ニット。はじめ布雑貨を制作していた彼らは、「飾れる」ジャバラ絵本『木がずらり』(2004 年 私家版) の制作を契機に、色鮮やかな紙等をはさみで切り、イラストレーションボードの上に貼り重ねていく独 自の手法を用いて、絵本制作の世界で活躍の場を広げていきます。精緻なカッティングや洗練された配 色・構成とともに、斬新な発想から生まれたユーモラスな内容が、彼らの絵本を、子どものみならず大 人の心をも掴む人気作品にしています。 しろくまがパンツを探しに出かける『しろくまのパンツ』(2012 年 ブロンズ新社)は、2013 年に「第 18 回日本絵本賞読者賞」を受賞し、人気者パンダの秘密を暴く絵本『パンダ銭湯』(2013 年 絵本館) は同年「第 3 回 街の本屋が選んだ絵本大賞 グランプリ」を受賞。絵本はアメリカやフランス、台湾な ど世界 10 か国・地域で翻訳・出版され、tupera tupera は今や国内外で大きな注目を集める絵本作家と なりました。 tupera tupera の作品は、油絵学科出身の亀山と染織デザイン科出身の中川の両名でゆるやかに分業し ながら協力して制作されます。そして、作品を生み出す際に重視されるのが、あらゆる人々とのコミュ ニケーションです。人とのつながりを通して、新しいものを作り出す――そのような制作態度が、本展タ イトル「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」の由来となっています。 本展では、絵本原画に加え、雑貨や工作、イラストレーションやアートディレクション、映像等、さ まざまなジャンルの作品約 300 点を一堂に会し、tupera tupera の多彩な活動をご紹介します。

 

作家情報

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◆亀山達矢(かめやま たつや)

1976 年― 三重県出身 武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒業

◆中川敦子(なかがわ あつこ)

1978 年― 京都府出身 多摩美術大学染色デザイン科卒業
2002 年より tupera tupera として活動を開始。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台、アニメーション、雑貨、空間デザインなど、様々な分野で幅広く活動している。絵本など著書多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。京都造形芸術大学こども芸術学科客員教授。代表作に絵本『しろくまのパンツ』、『パンダ銭湯』、教育番組「ノージーのひらめき工房」(NHK E テレ)アートディレクションなど。

 

展覧会概要

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会期:2018 年 3 月 17 日(土)―6 月 10 日(日)9:30~17:00
   ※月曜休館(ただし 4 月 30 日は開館)
会場:三重県立美術館1階 企画展示室
料金: 一般 900 (700) 円 学生 700 (500) 円 高校生以下無料
   ※( )内は前売りおよび 20 名以上の団体割引料金。
   ※障害者手帳等をお持ちの方およびその付き添いの方 1 名は観覧無料。
   ※県内学校(小・中・高・特支)が来館する場合、引率者も無料(要申請)。
   ※毎月第三日曜日「家庭の日」(3 月 18 日、4 月 15 日、5 月 20 日)は団体割引料金。
巡回:横須賀美術館 (2017 年 9 月 9 日―11 月 5 日)※終了
   天童市美術館 (2019 年 6 月 13 日―7 月 28 日)

 

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