日本画でみる万葉集
万葉集は五世紀から八世紀にかけて詠まれた和歌を集めた、世界に類を見ない現存するわが国最古の和歌集です。このたび、万葉集をモチーフに描かれた日本画の作品展を開催致します。天皇から庶民まで幅広い作者で詠まれた万葉集は、その内容と和歌に込めた表現の豊かさから、長きに渡り人々の心に響き、古典文学の中でも無形の文化遺産と言うことが出来ます。その万葉集からインスピレーションを受けて当代随一の日本画家たちが描いた万葉日本画30点を展示。視覚とともに万葉集の世界へ私たちを誘ってくれます。新しい元号の「令和」も万葉集が出典とされており、改めて古典文学、日本の文化を知る好機になれば幸いです。