現代アート

やなぎみわ展 神話機械

ARTLOGUE 編集部2019/03/21(木) - 02:31 に投稿
1990年代から現在に至るまで、現代美術のみならず演劇界でも忘れられないシーンを投じてきた美術家やなぎみわ(1967~)。〈エレベーター・ガール〉で最初に注目を浴び、〈マイ・グランドマザーズ〉や〈フェアリー・テール〉といった一連の写真作品で世界的に評価を受け、2009年には第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表となり好評を博しました。 一方で、翌2010年には本格的に演劇プロジェクトを始めます。大正期の日本を舞台に、新興芸術運動の揺籃を描いた「1924」三部作(「Tokyo-Berlin」、「海戦」、「人間機械」)で話題を集め、特に2014年台湾で製造したステージ・トレーラーを母体に2016年から日本各地を巡礼する野外劇「日輪の翼」(原作:中上健次)は大きな感動を与えました。 その舞台作品と並行して、日本神話をモチーフに桃を撮影した新作シリーズを制作しており、今回一挙公開します。また10年ぶりの大規模な個展となる本展に向け、群馬工業高等専門学校をはじめ、京都、高松、福島の学生らと連携した「モバイル・シアター・プロジェクト」が立ち上がり、マシンによる神話世界も展覧会場に生み出されます。 美術と舞台の両極を往還することで生まれるやなぎ作品は、スペクタクル性とドキュメンタリー性が交錯し、虚実を幾重にも越境していくものです。待望された本展では、これまで以上にやなぎの汲み尽くせぬ創造の泉に迫ります。 野外劇「日輪の翼」が各地を巡回したように、本展覧会は、異化空間を漂流し、つなぎあい、また見送る者としてのやなぎが、作品と共に全国5会場を巡ります。アーツ前橋は、高松市美術館に続く開催となります。 ※5月17日(金)・18日(土)はパフォーマンス開催のため17:00に展覧会場のみ閉場 【会場】 アーツ前橋 地下ギャラリー

作家と僧侶、二足のわらじで現代の「信仰」を模索するアーティスト・長谷川寛示(ハセガワカンジ):「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」ファイナリスト

ARTLOGUE 編集部2019/03/19(火) - 19:30 に投稿

現代アートの分野で活躍する新進気鋭のアーティストをサポートすると共に、より良い LIFE スタイル「アートのある暮らし」を提案する作品展示プランのコンペティション「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」。

レベルの高い作品展示プランに審査が難航する中、94組もの応募の中から、グランプリ、「サンワカンパニー社長特別賞」、ファイナリストに5組のアーティストが選出されました。彼らの応募プランのコンセプトやこれまでの活動、そしてこれからについてお話を伺います。

第三回目は、ファイナリストの長谷川寛示さんです。

かいけつゾロリ大冒険フェア

ARTLOGUE 編集部2019/03/16(土) - 02:33 に投稿
いたずら王者を目指すキツネの主人公、ゾロリが仲間とともに大冒険を繰り広げる「かいけつゾロリ」シリーズ。1987年に第1巻が刊行された本シリーズは、30年以上も子どもたちを魅了しつづけています。 本展では、ゾロリたちのこれまでの大冒険の歴史を振り返りながら、30点を超える貴重な原画等を展示。さらにゾロリが集めた“お宝”を随所にちりばめ、作品の世界観を体感することができます。お子様はもちろん、ご家族みんなで楽しめるゾロリワールドが幕を開きます。

山口晃 「昼ぬ修羅」

ARTLOGUE 編集部2018/12/28(金) - 02:31 に投稿
伝統的な日本画の様式と現代的なモチーフを巧みに融合させ、ユーモアあふれた作品を次々と発表し、現代アートシーンで注目を集める画家・山口晃が、横浜能楽堂で個展を開催。 横浜能楽堂企画公演「風雅と無常-修羅能の世界」に併せ、「修羅」をテーマに絵画やインスタレーションを展示します。山口晃と能楽堂が作りだすこれまでにないコラボレーションをお楽しみください。