古美術

河鍋暁斎 その手に描けぬものなし

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:33 に投稿

多様な分野で活躍した画鬼・河鍋暁斎。 その画業については、長らく風刺画や妖怪画などに焦点が当てられてきました。 しかし近年の研究により、駿河台狩野家の伝統を受け継ぐ筆法と、独特な感性をもとに活躍の場を広げていった姿が明らかになりつつあります。 本展では、幕末・明治の動乱期に独自の道を切り開いた暁斎の足跡を展望するとともに、先人たちの作品と真摯に向き合った暁斎の作画活動の一端を浮き彫りにします。 ※会期中展示替えあり

石からうまれた仏たち―永青文庫の東洋彫刻コレクション―

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:33 に投稿
「石からうまれた仏たち ―永青文庫の東洋彫刻コレクション―」展では、調査の成果に基づき、「菩薩半跏思惟像(ぼさつはんかしいぞう)」や「如来坐像(にょらいざぞう)」(いずれも重要文化財)をはじめとする中国彫刻、ほとんどが初公開となるインド彫刻を一挙に紹介し、あわせて個人蔵の貴重な中国金銅仏を特別に展示します。 昨今注目を集める日本の仏像の源流ともいえる、中国・インド彫刻。この展覧会で、ルーツを探ってみませんか。

日中文化交流協定締結40周年記念<br>特別展「三国志」

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:32 に投稿
本展は、「リアル三国志」を合言葉に、漢から三国の時代の文物を最新の成果によってひも解きます。2世紀末、漢王朝の権威がかげりをみせるなか、各地の有力武将が次々に歴史の表舞台へと躍り出ました。そうして魏(ぎ)、蜀(しょく)、呉(ご)の三国が天下を分かち、新時代へと向かう大きなうねりとなりました。近年、三国志をめぐる研究は曹操高陵そうそうこうりょうの発掘など空前の活況を呈しています。それらは実物ならではの説得力と、歴史書や物語をしのぐ迫力があります。2019年、三国志の"新時代"が始まります。

特別展御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:32 に投稿

特別展御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」は、 宮内庁が所管する皇室ゆかりの作品の中から、 天皇陛下御即位 の儀式に際して東山魁夷、 高山辰雄が平成2年(1990)に制作した「悠紀・主基地方風俗歌屏風」や、 天皇皇后両陛下が外国御訪問の 際にお持ちになって紹介された作品などを展示するものです。 両陛下がお伝えになった日本文化を通して、 海外の様々な人々が、 わが国へ の親しみと交流を深めてきました。

御即位30年という記念すべき年に開かれる特別な展覧会として、 両 陛下が担われた文化交流を紹介いたします。

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トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美

ARTLOGUE 編集部2019/01/30(水) - 02:32 に投稿
2019年、トルコの多様な芸術や文化を紹介する「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」を開催いたします。 アジアとヨーロッパにまたがる交易の要地・トルコは、多様な文化を受容・融合し、比類ない美を育んできました。本展では、イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、美術工芸品をとおして、花々、とりわけチューリップを愛でた宮殿の生活、オスマン帝国の美意識や文化、芸術観を紹介します。 オスマン帝国のスルタンと日本の皇室の交流を示す品々のほか、明治期の日本美術品を里帰りさせるなど、両国の友好関係にも光をあてます。 アジアの東と西の端に位置する両国民が時代の節目となる年に交流のすそ野を広げ、友好を未来につなげることを願って開催するのが今回の展覧会です。 約170点の作品を通して、トルコの歴史、文化、美を愛でる国民性をより深く理解する機会となれば幸いです。

国宝の殿堂 藤田美術館展-曜変天目茶碗と仏教美術のきらめき-

ARTLOGUE 編集部2019/01/23(水) - 02:34 に投稿
本展覧会は、2022年春のリニューアルオープンに向けて、現在休館している藤田美術館の国宝9件、重要文化財約50件を含むコレクションの全貌を奈良国立博物館新館の全展示室を使って紹介するかつてない規模の展示となります。 展覧会開催に際して総合的な学術調査も行い、その成果も紹介します。 世界に3碗しか現存しないといわれている国宝の「曜変天目茶碗」をはじめ、「玄奘三蔵絵」や「仏功徳蒔絵経箱」など奈良ゆかりの仏教美術を中心に、館外初公開を含む多彩なコレクションを通じ、膨大な私財を投じて文化財の保護に尽力した藤田傳三郎らの功績にも光を当てていきます。

驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ

ARTLOGUE 編集部2019/01/17(木) - 02:35 に投稿
本物と見まがう野菜や果物、自在に動く動物や昆虫、精緻な装飾や細かなパーツで表現された器やオブジェ…。近年注目の高まる明治工芸と、そのDNAを受け継ぐ現代の作家たちによる超絶技巧の競演をご覧いただきます。人間の手が生み出す奇跡のような技術に加え、洗練された造形センスと機知に富んだ、驚異の美の世界をお楽しみください。

特別展「明治150年記念 華ひらく皇室文化 ― 明治宮廷を彩る技と美」

ARTLOGUE 編集部2019/01/16(水) - 02:31 に投稿
明治時代、諸外国との外交のために皇室では洋装を採り入れ、洋食にて国賓をもてなしました。また、伝統文化の保護のため、「帝室」(皇室)が「技芸」(美術)の制作を奨励する「帝室技芸員」制度が誕生します。美術界の最高の栄誉とされた彼らの作品は、日本文化の象徴として海外でも賞賛されます。宮中晩餐会の食器、ボンボニエールなど華やかな宮廷文化と、明治皇室が守り伝えようとした日本の技と美を紹介します。

開館20周年記念展 北斎ー永田コレクションの全貌公開<序章>

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:47 に投稿
北斎研究で国内外に知られる美術史家・永田生慈氏(1951-2018)は、半世紀にわたり北斎やその門人らの作品を蒐集しました。そのコレクションには、北斎の青年期から晩年期までの各期の錦絵、摺物、版本、肉筆画があり、中には保存状態が良い初摺の逸品や、世界で一点または数点しかない貴重な作品も数多く含まれています。さらに蹄斎北馬、柳々居辰斎ら門人たちの作品も幅広く網羅しており、その総数は2,000件を超えます。北斎の70年に及ぶ画家人生はもちろん、同時代や後世に与えた影響関係まで多角的に概観できる内容であり、北斎に関する個人コレクションとしては世界屈指の規模を誇るといえるでしょう。 2017年度、島根県はこの「永田コレクション」の一括寄贈を受けました。当館では今後およそ10年をかけてこの壮大なコレクションを調査し、数回の展覧会を通じて、その全貌を公開する予定です。まずは受贈記念展、当館の開館20周年記念展に当たる本展において、コレクション中の主要な作品をお披露目いたします。永田コレクション全貌公開へ向けた〈序章〉をどうぞお楽しみください。 期間中展示替あり 【前期】2月8日(金)~3月4日(月) 【後期】3月6日(水)~3月25日(月)