東京都品川区

新素材研究所・ -新素材×旧素材-

ARTLOGUE 編集部2018/10/29(月) - 00:33 に投稿

寺⽥倉庫(東京都品川区代表取締役:中野善壽)が運営する建築倉庫ミュージアムは、2018年10月21日(日)から2019年1月14日(月・祝)まで、企画展『新素材研究所・-新素材×旧素材-』を開催します。

本企画展は、世界的に活躍する現代美術作家杉本博司が建築家榊⽥倫之と共に2008年に設立した建築設計事務所「新素材研究所」の10年にわたる活動を、建築模型・写真、そして新素材研究所の使用する特徴的な古材や道具、素材等の展示を通してご紹介するものです。

『旧素材こそ最も新しい』という理念のもと、古代や中世、近世に用いられた素材や技法を、現代にどう再編して受け継いでいくかという課題に取り組む新素材研究所は、カタログからは建材を選ばず、骨董から産業資材まで独自の視点で見立てた素材を日頃から集め、それらを設計に生かし、空間を作っています。そのデザインは、素材の良さを最大限に引き出すための伝統的な職人の技術と最新技術とを融合させ、現代的なディテールで仕上げられます。

展覧会タイトルの読み方は「しんそざいけんきゅうじょてん -しんそざい×きゅうそざい-」。「・」は「展」と新素材研究所設立10周年の「10」をかけています。新素材研究所の活動の軌跡を振り返る本企画展にご期待ください。